TBSで10月からよるおびドラマ『差出人は、誰ですか?』を放送することが決定。「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」のオーディション番組で、応募総数約5500人の中から視聴者投票で見事1位に輝いた幸澤沙良が主演を務め、女優デビューを飾る。

  • 左から櫻井海音、幸澤沙良、藤原大祐

本作は、秋元康氏が企画・原案を手掛ける、完全オリジナル脚本の“学園ヒューマンミステリー”。本作のテーマは、「SNS社会に生きる若者たち」。情報収集や連絡手段だけでなく、人と人との大事な感情のやりとりすらSNSを通じて行われることが当然になった社会に警鐘を鳴らし、若者たちに向けて、「本音で人と向き合うこと」「匿名を使わずに相手に気持ちを伝えること」の大切さを、「手紙」というアナログなツールを使って描いていく。

主人公・桑鶴美月(くわづる・みつき)は、人に嫌われたり目立ったりすることが嫌いな「ことなかれ主義」の高校生。夏休み明けの新学期初日、美月の担任の国語教師・立花が、クラス全員参加の「手紙ゲーム」を提案する。必ず一人一通、クラスの誰かに手紙を書くのだが、差出人は匿名でいいかわりに本音を書かなければいけないというもの。その後、次々に明かされていく「手紙」。匿名で書かれた手紙には愛の告白から暴露話まで衝撃的な内容が書かれており、手紙ゲームは予想外の盛り上がりを見せていく。最初は興味がなかった美月も、徐々に「差出人は誰なのか?」と犯人捜しを始めたり、問題解決に乗り出したりする。クラスメイトたちの表と裏の顔を知り、ケンカや助け合いを繰り返しながら友情を育んでいく生徒たち。そして、すべての手紙が明かされた時、ある重大な秘密を知ってしまうことになる――。

本作の主演を務めるのは、ドラマ初出演にして初主演で女優デビューを飾る幸澤沙良。幸澤は、「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』season2」のオーディション番組で、応募総数約5500人の中から視聴者投票で見事1位に輝いた女優の原石。演じるのは主人公の美月。高校2年生のごく普通の女子高生だ。目立つのは嫌で何かに熱くなるのはダサいと思っている。なるべく誰とでも平和にうまくやっていきたいという、「ことなかれ主義」で常に傍観者でいるという役どころだ。

そして、美月のクラスメイト役で、若手注目俳優の櫻井海音と藤原大祐の出演が決定。櫻井は、2020年にNHK連続テレビ小説『エール』で俳優デビュー後、様々な話題作に出演。今年2月には映画初出演作の『嘘喰い』が公開され、そのミステリアスな演技で注目を集めた。そんな櫻井が演じるのは、クラスの王様・成田育(なりた・いくる)。イケメンで、誰もが羨むような裕福な家庭で生まれ育った成田は、明るくおしゃれで、口も達者。学校行事などでも常にリーダーになるタイプで女子にモテ、クラスでは「成田グループ」を作っていて誰も逆らえないというキャラクターだ。

藤原は、2019年にデビュー後、『おじさんはカワイイものがお好き。』(YTV)や金曜ドラマ『恋する母たち』などに出演し、2年足らずで初主演映画の制作が決定するなど、俳優としてのキャリアを加速させている今勢いのある若手俳優の一人。本作では、美月が想いを寄せる相手・一ノ瀬理斗(いちのせ・りと)を演じる。一ノ瀬は学年一の秀才で、クラスメイトの中では「もっと偏差値の高い高校に行ける」と思われている謎めいた存在。SNSはやらず、クラスメイトとも最小限にしかコミュニケーションを取らず、どこか達観した雰囲気を持つ人物だ。

本作は、TBS史上初の“よるおびドラマ”として放送された『この初恋はフィクションです』に次ぐ第2弾。“よるおびドラマ”は1話約15分という特性を活かし、若い世代に通学・通勤時間などの隙間時間にいつでも本作を楽しんでいただけるのが特徴だ。第1弾の『この初恋はフィクションです』は、「学校のクラスのみんなで見ていた!」という中高生もいるなど、Z世代を中心に視聴され、現在ではYouTubeの総再生回数は5500万回を超えている。

今後発表していくクラスメイトや教師などを演じる追加キャストには、SNSでも大活躍する旬で個性豊かなキャラクターが勢揃い。ニューヒロインと若手注目俳優をはじめとした個性あふれるフレッシュな顔ぶれに注目だ。

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