東武鉄道は15日、特急スペーシアの新型車両「スペーシア X」(N100系)の1号車「コックピットラウンジ」内にオープンするカフェカウンターの概要を発表した。

  • 「スペーシア X」の「コックピットラウンジ」内に設置されるカフェカウンターのイメージ

「スペーシア X」は2023年7月15日に運行開始する予定。車両に乗り込んだ瞬間から、「自分だけの最適な日光・鬼怒川エリア」とつながることをコンセプトとしている。移動時間においても歴史に彩られた日光を感じられるように、日光・鬼怒川エリアを代表する事業者とともに開発した、日光らしい味覚や組み合わせを楽しめる車内限定商品をカフェカウンター内に多数用意する。

看板メニューとなるクラフトビール「Nikko Brewing」、クラフトコーヒー「日光珈琲」をはじめ、アペタイザーやスイーツなどについても、日光の地でこれまで先人に培われてきたものを大切にしながら新たなものを取り入れ、地元ならではの「食」の楽しみ方を提案し、魅力を発信していく。

  • 「スペーシア X」外観イメージ

  • 7月15日に行われた「スペーシア X」記者発表会にて、日光のクラフトビールやクラフトコーヒーも紹介された

カフェカウンターのある1号車は、日光金谷ホテルや日光の大使館別荘をモチーフとした気品高く落ち着きのある空間とし、1人用・2人用・4人用の座席を用意。乗客それぞれの旅行スタイルに合わせて席を選べる。カフェの販売員は、商品の魅力とともに日光に根ざした観光情報を提供できる旅のコンシェルジュと位置づけ、カフェ業務の合間などに乗客への案内業務も務めるとのこと。