西武鉄道は14日、今年度の鉄道事業設備投資について、過去最大の総額462億円を投じると発表した。車両に関して、新宿線の新車両「トキイロ」を導入するほか、「サステナ車両」の導入、山口線の新型車両「L00系」第2編成の導入など計画している。

  • 新宿線に導入する新車両「トキイロ」イメージ

    新宿線に導入する新車両「トキイロ」イメージ

新車両「トキイロ」は、特急車両10000系「ニューレッドアロー」の後継車両として、2027年春からの導入を予定。新車両の導入に合わせて有料着席サービスを刷新し、快適性の向上を図る予定としている。「トキイロ」という愛称は「時の色」をイメージした。車両デザインについて、朝・昼・夕の空の色をもとに、街並みと人々の隙間をつなげる様子を視覚的に表した波型ライン「エナジーウェーブ」に仕上げたという。

車内はリクライニングシートを備え、全席コンセント設置など充実した設備とする。新車両の導入にあたり、快適な移動空間を作り上げるため、新たな試みとして車両内装・外装デザインに加え、愛称・ロゴ、さらにプロモーション計画まで一貫して、空間づくりの会社である丹青社とともに策定したとのこと。

  • 「トキイロ」の車両内装イメージ

    「トキイロ」の車両内装イメージ

  • 整備・改修が完了した7000系

    整備・改修が完了した7000系

  • 山口線新造車両第2編成イメージ

    山口線新造車両第2編成イメージ

「サステナ車両」に関して、2025年度に東急電鉄から譲り受けた9000系の整備・改修が完了し、7000系として6月27日から運行を開始する予定。2026年度、東急電鉄から9000系を4編成譲り受ける予定としている。

山口線(レオライナー)では、2025~2027年度にかけて全3編成を新型車両「L00系(れおけい)」に更新。埼玉西武ライオンズをイメージしたデザインの第1編成に続き、2026年度に第2編成を導入予定としており、夜空のようなネイビーブルーのカラーリングに「西武園ゆうえんち」の花火やイルミネーションをイメージしたラッピングを施すという。

  • Fine Dining Train「vies」(新型レストラン列車)イメージ

  • 新宿線に導入する観光特急イメージ

    新宿線に導入する観光特急イメージ

西武鉄道は2027年度以降も、新たな有料列車を導入していく。新型レストラン列車「Fine Dining Train『vies』」(ファインダイニング・トレイン「ヴィエス」)は、特急車両「ラビュー」をベースとした4両編成の車両を1編成新造し、2028年3月に運行開始する予定。車内で調理した温かいフルコース料理を提供するため、国内最大の厨房面積を有する専用車両も連結する。

特急車両10000系「ニューレッドアロー」1編成(VVVF制御車)をリニューアルした新宿線観光特急は2028年度中に運行開始する予定。アニメ『機動戦士ガンダム』などのメカニックデザインで知られる大河原邦男氏が車両デザインを監修する。車内は一般席の他に半個室やソファ席を備え、バーカウンターも新設して軽食・ドリンクの提供も行う。