俳優の寺島進が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に柴田勝家役で出演することが13日、発表された。『真田丸』(2016年)以来、4度目の大河ドラマ出演で、水野信元役を演じる。

寺島進

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。

寺島が演じる水野信元は、織田家に味方する三河の国人領主。家康の母・於大の兄にあたる。乱世を渡り歩いた度胸とズルさの持ち主。時折、信長の代理と称して、家康のもとを訪れては物腰柔らかく脅しをかけ、ビビらせては楽しむ、愛嬌のある伯父さん。

寺島のコメントは以下の通り。

――演じる人物の印象と意気込み

どんな状況下でも、楽しんで演じたい。そうであれば、お茶の間の方々も楽しんで観て頂けると思う。

――大河ドラマの思い出

「真田丸」のリハーサルで、藤岡弘さんと一対一の殺陣の稽古がありました。藤岡さんはかなり力が入っていたのか、両者が刀を合わせた時など、木刀が折れそうになるくらいの勢いでした。気がつけば買ったばかりの自前の木刀がギザギザに波打っている状態に・・・・・・。少しイラッとしたので、藤岡さんに「力が入りすぎですよ。私の木刀をみて下さいこのありさまです」と生意気に大先輩に注意したことがありましたっけ。

――古沢作品について

古沢良太さんのドキュメンタリー番組を観ていた時。台詞を書きながら、その役になりきって本人が声を出して、台詞を語っていました。脚本家の中でも、なかなかそういう陰の努力をする方は少ないでしょう。口語体に出来上がっているので面白いです。

――徳川家康役・松本潤さんへのメッセージ

彼はヤンチャな面もありながら、協調性があり、知識があり、色気もあり、家康を心から愛していると感じます。そんな家康という神輿を皆々のハートで担ぎ上げますので、自信を持って、楽しんで演じてください!