キングオブコントは2008年(平成20年)に始まった、日本一のコント師を決める大会で、2022年までに15回開催されています。出場資格はプロ・アマ問わず。全国から集まった挑戦者たちがコントのおもしろさで競う、人気のお笑いバトル番組です。

今回は2008年(平成20年)~2022年(令和4年)までに放送されたキングオブコントの歴代キングを一覧で振り返るとともに、マイナビニュース会員から「印象に残る歴代キング」について寄せられたコメントも紹介します。

【歴代】キングオブコント優勝者・出演者一覧

2008年から2022年までのキングオブコントの歴代キングを振り返ります。

【2022年優勝】ビスケットブラザーズ

2011年に結成されたビスケットブラザーズは、きんと原田泰雅による吉本興業所属のお笑いコンビです。

2020年の「第五回 上方漫才協会大賞」でネタの台本や表現方法など特に優れている芸人に贈られる「文芸部門賞」にノミネートされ、2021年の「第51回 NHK上方漫才コンテスト」で優勝するなど、実力派コンビとして知られています。

2019年の第12回キングオブコント以来、2回目の決勝進出となったビスケットブラザーズですが、ファーストステージとファイナルステージで合計963点を叩き出し、歴代最高得点を更新。見事15代目キングとなりました。

大会期間/2022年6月23日~2022年10月8日
15代目キング/ビスケットブラザーズ
ファイナリスト/いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、最高の人間、ニッポンの社長、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、や団、ロングコートダディ
審査員/山内健司(かまいたち)、秋山竜次 (ロバート)、小峠英二(バイきんぐ)、飯塚悟志(東京03)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、日比麻音子(TBSアナウンサー)

【2021年優勝】空気階段

2012年に結成された空気階段は、鈴木もぐらと水川かたまりによる吉本興業所属のお笑いコンビです。鈴木が中年男性を演じるハッピーエンドのオリジナルコントを得意としています。

2012年から毎年のように出場していた空気階段。2021年の第14回キングオブコントでは、ザ・マミィと男性ブランコを大きく引き離し、出場10回目にして見事キングの座を手にしました。

ユーザーコメント

・「日常生活で見ることはないけれどおもしろかったので」(45歳男性)
・「独特な空気階段の世界観がよかった」(50歳男性)
・「火事のネタで裸になっていたのが印象的」(40歳女性)
・「ジワジワくるところ」(56歳女性)
・「感動もしたから好きです」(45歳男性)

大会期間/2021年6月17日~2021年10月2日
14代目キング/空気階段
ファイナリスト/空気階段、ザ・マミィ、男性ブランコ、ニッポンの社長、 ジェラードン、蛙亭、うるとらブギーズ、そいつどいつ、マヂカルラブリー、ニューヨーク
審査員/山内健司(かまいたち)、秋山竜次(ロバート)、小峠英二(バイきんぐ)、飯塚悟志(東京03)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、日比麻音子(TBSアナウンサー)

【2020年優勝】ジャルジャル

2003年に結成されたジャルジャルは、後藤淳平と福徳秀介による吉本興業所属のお笑いコンビです。膨大な数のネタを持っており、どちらもボケとツッコミを演じるというWボケなど、多彩なスタイルのコントを披露しています。

キングオブコントには第1回目の2002年から毎回欠かさず出場するも、なかなか栄冠を勝ち取ることができませんでした。出場13回目となる2020年の第13回キングオブコントで、やっと悲願の優勝を果たし、13代目キングとなりました。

ユーザーコメント

・「おもしろかったし、優勝に対する気迫を一番感じた」(51歳女性)
・「コントにインパクトがあった」(41歳女性)
・「おもしろくて、家族みんなで笑えたので」(49歳男性)

大会期間/2020年7月8日~2020年9月26日
13代目キング/ジャルジャル
ファイナリスト/ジャルジャル、ニューヨーク、空気階段、ザ・ギース、ニッポンの社長、ジャングルポケット、ロングコートダディ、滝音、GAG、うるとらブギーズ
審査員/設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、大竹一樹(さまぁ~ず)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、日比麻音子(TBSアナウンサー)

【2019年優勝】どぶろっく

2004年に結成されたどぶろっくは、森慎太郎と江口直人による浅井企画所属のお笑いコンビです。下ネタの入った歌ネタとあるあるネタを織り交ぜたコントで笑いをとるのが特徴です。

2009年にもキングオブコントに出場したことのあるどぶろっくですが、2019年の第12回キングオブコントで初めて決勝に進出し、12代目のキングとなりました。

浅井企画から初めて優勝者が出ただけでなく、史上初となる40代での優勝者となっています。

ユーザーコメント

・「エロと歌リズムが独特でおもしろい」(56歳男性)
・「この芸風でも賞をとれることの新鮮さに興味がわいた」(64歳男性)
・「下ネタが好きだから印象に残った」(38歳女性)
・「家族と見ていて気まずくなったのを覚えている」(52歳男性)
・「エロネタを貫いているところがいい」(32歳男性)

大会期間/2019年6月24日~2019年9月21日
12代目キング/どぶろっく
ファイナリスト/どぶろっく、うるとらブギーズ、ジャルジャル、GAG、ゾフィー、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、かが屋、空気階段、わらふぢなるお
審査員/設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、大竹一樹(さまぁ~ず)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、葵わかな

【2018年優勝】ハナコ

2014年に結成されたハナコは、菊田竜大、秋山寛貴、岡部大によるワタナベエンターテインメント所属のお笑いトリオです。幅広い客層に受け入れられるオーソドックスなコントを得意としています。

キングオブコントには2015年から出場しているハナコですが、2016年までは準決勝進出が最高でした。2018年の第11回キングオブコントでは見事に11代目キングの座を獲得し、ワタナベエンターテインメント所属で初めての優勝者となりました。

ユーザーコメント

・「おもしろいので印象に残っている」(62歳男性)
・「とても感動する内容だった」(52歳男性)

大会期間/2018年7月2日~2018年9月22日
11代目キング/ハナコ
ファイナリスト/ハナコ、わらふぢなるお、チョコレートプラネット、さらば青春の光、ロビンフット、ザ・ギース、マヂカルラブリー、だーりんず、GAG、やさしいズ
審査員/設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、大竹一樹(さまぁ~ず)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、葵わかな

【2017年優勝】かまいたち

2004年に結成されたかまいたちは、山内健司と濱家隆一による吉本興業所属のお笑いコンビです。コントに限らず漫才も得意とするかまいたちですが、コントでは山内のキレるキャラクターで笑いをとります。

キングオブコントには2008年から毎年出場しているかまいたちは、2016年に初めて決勝に進出したものの3位という結果に。しかし、2017年の第10回キングオブコントでは初出場のにゃんこスターの追撃を抑えて、念願の優勝を手にしました。

ユーザーコメント

・「話のつなぎが素早く機智に富んでいてとにかくおもしろかった」(79歳男性)
・「ダントツにおもしろかった。これからもっと売れるだろうと予感した」(58歳女性)
・「笑いを取る発想がおもしろい」(77歳男性)
・「今の売れっ子の原点だと思うから」(48歳男性)
・「話題が楽しく安心して楽しめる」(61歳男性)

大会期間/2017年7月3日~2017年10月1日
10代目キング/かまいたち
ファイナリスト/かまいたち、にゃんこスター、さらば青春の光、ジャングルポケット、アンガールズ、わらふぢなるお、アキナ、ゾフィー、パーパー、GAG少年楽団
審査員/設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、大竹一樹(さまぁ~ず)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、吉田明世(TBSアナウンサー)、国山ハセン(TBSアナウンサー)

【2016年優勝】ライス

2003年に結成されたライスは、関町知弘と田所仁による吉本興業所属のお笑いコンビです。シュールかつブラックなコントを得意としています。

2016年の第9回キングオブコントで初めて決勝に進出したライスは、ファイナルステージでジャングルポケットとの接戦のすえ、9代目キングの称号を手にしました。

大会期間/2016年7月4日~2016年10月2日
9代目キング/ライス
ファイナリスト/ライス、ジャングルポケット、かまいたち、タイムマシーン3号、かもめんたる、しずる、ジグザグジギー、だーりんず、ななまがり、ラブレターズ
審査員/設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、大竹一樹(さまぁ~ず)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、吉田明世(TBSアナウンサー)、国山ハセン(TBSアナウンサー)

【2015年優勝】コロコロチキチキペッパーズ

2012年に結成されたコロコロチキチキペッパーズは、ナダルと西野創人による吉本興業所属のお笑いコンビです。西野が作る、ナダルの独特なキャラクターをいかしたコントは高く評価されています。

審査員がガラッと変わった2015年の第8回キングオブコントでは、初出場のコロコロチキチキペッパーズが優勝。コンビ結成から3年という早さで8代目のキングとなりました。

ユーザーコメント

・「見た目の印象が強かった」(41歳女性)
・「斬新な内容でおもしろかった」(43歳男性)
・「一風変わっていて、ファンである」(61歳男性)
・「流れがはやかったから」(40歳男性)

大会期間/2015年7月6日~2015年10月11日
8代目キング/コロコロチキチキペッパーズ
ファイナリスト/コロコロチキチキペッパーズ、バンビーノ、ロッチ、 ジャングルポケット、藤崎マーケット、アキナ、ザ・ギース、巨匠、うしろシティ、さらば青春の光
審査員/設楽統(バナナマン)、日村勇紀(バナナマン)、三村マサカズ(さまぁ~ず)、大竹一樹(さまぁ~ず)、松本人志(ダウンタウン)
司会/浜田雅功(ダウンタウン)、吉田明世(TBSアナウンサー)、国山ハセン(TBSアナウンサー)

【2014年優勝】シソンヌ

2006年に結成されたシソンヌは、じろうと長谷川忍による吉本興業所属のお笑いコンビです。日常生活を題材とするコントを得意としており、その演技力には定評があります。

2008年から何度も出場するもなかなか決勝進出が果たせなかったシソンヌですが、2014年の第7回キングオブコントでは悲願の決勝進出、さらに優勝を果たし7代目キングとなりました。

ユーザーコメント

・「コントはシソンヌが一番」(54歳男性)
・「最高におもしろかった」(51歳男性)

大会期間/2014年6月30日~2014年10月13日
7代目キング/シソンヌ
ファイナリスト/シソンヌ、チョコレートプラネット、ラバーガール、バンビーノ、犬の心、巨匠、リンゴスター、さらば青春の光、ラブレターズ、アキナ
審査員/セミファイナリスト101名
司会/ダウンタウン、吉田明世(TBSアナウンサー)

【2013年優勝】かもめんたる

2007年に結成されたかもめんたるは、岩崎う大と槙尾ユウスケによるサンミュージック所属のお笑いコンビ。エロ、グロ、ナンセンスなコントを得意としており、2015年には「劇団かもめんたる」を旗揚げしています。

2012年に続き2013年の第6回キングオブコントでも決勝に進出し、見事優勝。サンミュージック所属の芸人で初めての優勝者となりました。

大会期間/2013年7月1日~2013年9月23日
6代目キング/かもめんたる
ファイナリスト/かもめんたる、鬼ヶ島、天竺鼠、さらば青春の光、TKO、ジグザグジギー、アルコ&ピース、うしろシティ
審査員/セミファイナリスト100名
司会/ダウンタウン、小林悠(TBSアナウンサー)

【2012年優勝】バイきんぐ

1996年に結成されたバイきんぐは、小峠英二と西村瑞樹によるソニー・ミュージックアーティスツ所属のお笑いコンビです。西村の非常識なボケに対して小峠が怒りながらツッコミを入れるコントを得意としています。小峠が放つ「なんて日だ!」というフレーズが持ちギャグになっています。

2008年と2011年では準決勝進出が最高だったバイきんぐでしたが、2012年の第5回キングオブコントでは当時の歴代最高得点を獲得して5代目キングとなりました。

ユーザーコメント

・「印象的なフレーズなどがあり記憶に残っています」(40歳男性)
・「『なんて日だ』がはやったから」(37歳女性)
・「小峠英二のツッコミがおもしろいから」(46歳男性)
・「今までにないコントの雰囲気を感じられた」(62歳男性)
・「おもしろかったしインパクトがあった」(38歳男性)

大会期間/2012年7月2日~2012年9月22日
5代目キング/バイきんぐ
ファイナリスト/バイきんぐ、さらば青春の光、かもめんたる、しずる、うしろシティ、夜ふかしの会、銀シャリ、トップリード
審査員/セミファイナリスト100名
司会/ダウンタウン、青木裕子(TBSアナウンサー)

【2011年優勝】ロバート

1998年に結成されたロバートは、秋山竜次、馬場裕之、山本博の3人による吉本興業所属のお笑いトリオです。秋山演じるインパクトのあるキャラクターをメインとしたコントを得意としています。

2008年のキングオブコント以来3年ぶりに出場した2011年の第4回キングオブコントで、全体得点の1位と2位を独占するという圧倒的な勝利で優勝しました。

ユーザーコメント

・「秋山はいつもおもしろいが、脇役の馬場や山本もコントだとよい味を出していておもしろい」(51歳男性)
・「芸風が独特でおもしろい」(44歳男性)
・「新しい腹芸に、たくさん笑った」(63歳女性)
・「内容が一風変わっていたから」(50歳女性)

大会期間/2011年6月27日~2011年9月23日
4代目キング/ロバート
ファイナリスト/ロバート、2700、モンスターエンジン、インパルス、鬼ヶ島、TKO、ラブレターズ、トップリード
審査員/セミファイナリスト100名
司会/ダウンタウン、出水麻衣(TBSアナウンサー)

【2010年優勝】キングオブコメディ

2000年に結成されキングオブコメディは、高橋健一と今野浩喜によるお笑いコンビです。当時は人力舎に所属していました。今野浩喜の演じるアクの強いキャラクターを軸としたコントが特徴です。

2002年から2年連続でM-1グランプリに出場し、準決勝まで進出しています。2010年の第3回キングオブコントに出場し、ファイナルステージで2位のピースに圧倒的な得点差で優勝、3代目キングとなりました。

そんなキングオブコメディは、諸事情により2010年に解散しています。

ユーザーコメント

・「衝撃的なおもしろさだった」(52歳男性)
・「決めセリフの口調が笑える」(60歳女性)
・「ネタがおもしろかったです」(35歳女性)
・「勢いがあって印象に残った」(51歳男性)

大会期間/2010年6月5日~2010年9月23日
3代目キング/キングオブコメディ
ファイナリスト/キングオブコメディ、ピース、TKO、ジャルジャル、ラバーガール、しずる、ロッチ、エレキコミック
審査員/セミファイナリスト100名
司会/ダウンタウン、出水麻衣(TBSアナウンサー)

【2009年優勝】東京03

2003年に結成された東京03は、飯塚悟志・角田晃広・豊本明長の3人による人力舎所属のお笑いトリオです。サラリーマンの日常生活などをリアルに描いたコントを得意としています。

2009年の第2回キングオブコントでは、2007年のM-1グランプリでチャンピオンになったサンドウィッチマンを接戦のうえ下します。大会初出場ながら2代目のキングに輝きました。

ユーザーコメント

・「ネタが洗練されていておもしろい」(59歳男性)
・「3人の掛け合いがおもしろかったから」(55歳男性)
・「下積み時代から見ていたので感激でした」(53歳男性)
・「王道のコントで、予選からすべてがおもしろかった」(45歳男性)
・「完成されたコント。日常にありそうなシーンなのにそれをおもしろくするのがすごい」(42歳女性)

大会期間/2009年6月20日~2009年9月22日
2代目キング/東京03
ファイナリスト/東京03、サンドウィッチマン、しずる、インパルス、モンスターエンジン、ロッチ、天竺鼠、ジャルジャル
審査員/セミファイナリスト100名
司会/ダウンタウン、出水麻衣(TBSアナウンサー)

【2008年優勝】バッファロー吾郎

1989年に結成されたバッファロー吾郎は、バッファロー吾郎Aと竹若元博による吉本興業所属のお笑いコンビ。ダイナミックなパフォーマンスとマニアックなネタで笑いをとることに定評があります。

2008年の第1回キングオブコントのファイナルステージではバナナマンとバトルを繰り広げましたが、圧倒的な得票数で優勝。見事に初代キングとなりました。

ユーザーコメント

・「おもしろかったし、内容がよかった」(37歳女性)
・「おもしろくて、とても感動した」(38歳女性)
・「ストーリーがよかった」(60歳男性)

大会期間/2008年7月19日~2008年10月5日
初代キング/バッファロー吾郎
ファイナリスト/TKO、バッファロー吾郎、ザ・ギース、天竺鼠、チョコレートプラネット、ロバート、バナナマン、2700
審査員/予選リーグ:セミファイナリスト100名/最終決戦:予選リーグで敗れたファイナリスト6組
司会/ダウンタウン、小林麻耶(TBSアナウンサー)

あなたの印象に残る歴代キングオブコントの優勝者は?

今回は2008年(平成14年)~2022年(令和4年)に放送されたキングオブコントの優勝者を紹介しました。

2人以上のグループであればプロ・アマを問わず出場することができるキングオブコントですが、こうして歴代の優勝者を見ていると、どのキングも実力派揃いのメンバーと言えるのではないでしょうか。

あなたが好きな歴代キングオブコントの優勝者は誰ですか?

調査時期:2022年5月18日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計503人(男性:394人、女性:109人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート