JR北海道は30日、北海道内で現役最古参の特急車両となっているキハ183系にスポットを当てた「いまこそ輝け! 北のキハ183系」キャンペーンについて、7月から第2弾企画を行うと発表した。

  • キハ183系復刻塗装車両(提供 : JR北海道)

第2弾企画では、石北本線全線開通90周年と連動した記念入場券の発売、「5駅達成特別カード」のプレゼント企画、特急「オホーツク」「大雪」の「かぶりつきシート」を指定席で発売、網走駅での「復刻ヘッドマーク」といった企画を実施する。

記念入場券は石北本線をはじめ、これまでキハ183系が走った全道10駅で「いまこそ輝け! 北のキハ183系 記念入場券」として発売。石北本線ゆかりの5駅を集めると、「5駅達成特別カード」がプレゼントされる。

  • 記念入場券のイメージ。デザインは変更される場合がある(提供 : JR北海道)

  • 「5駅達成特別カード」のイメージ。デザインは変更される場合がある(提供 : JR北海道)

網走駅、北見駅、遠軽駅、上川駅、旭川駅が石北本線ゆかりの5駅に。その他の対象駅は札幌駅、函館駅、釧路駅、帯広駅、稚内駅となる。7月1日から12月31日まで、各駅限定3,000枚を1枚200円で販売する。

キハ183系は道内の定期特急列車で唯一、客席からの前面展望(または後面展望)を楽しめる車両であることから、7月以降、「かぶりつきシート」とも呼ばれる4号車の2席も指定席として販売。1号車(普通車指定席)の2席も含む合計4席を事前に申込み可能とする。

  • 「かぶりつきシート」のイメージ(提供 : JR北海道)

  • 7月から「かぶりつきシート」の事前申込みが可能に(提供 : JR北海道)

対象列車は特急「オホーツク」「大雪」。7月1日の「オホーツク1・3号」「大雪3・4号」と、7月2日以降に運転するすべての列車で、各列車運転日1カ月前の10時から「かぶりつきシート」の予約が可能となる。

現在、特急「オホーツク」「大雪」で運用中の復刻塗装車両に対して、かつてキハ183系で運転した列車のヘッドマークを復刻する企画も実施。復刻ヘッドマークは7種類を用意し、7月以降、網走駅にて特急「オホーツク」「大雪」がヘットマークを切替え表示する際に見ることができる。

なお、第1弾から実施している特急「オホーツク」「大雪」のグリーン席で特製ペナントがもらえるプレセント企画について、7月以降も継続するとのこと。