スシローでは、年に一度の『スシロー大創業祭』を5月12日から開催中。第一弾から第三弾まで、毎週のようにフェアが実施される。この度、大創業祭を記念してスシロー仕様にラッピングされたタクシーが都内に登場。せっかくなのでスシロータクシーに乗って気分を高めてすしを食べに行ってみた。

  • 話のネタにスシローラッピングのタクシーに乗ってスシローに行ってみよう

スシロー仕様のタクシーは、回転すしのようにネタがラッピングされていた。遠くから見ても"すし感"がかなりある。中は普通のタクシーで、都内のあちこちを走っているようだ。筆者が乗ったタクシーは「話のネタに乗ってみませんか」なんて誘い文句とともに、おいしそうなうなぎやえびアボカドの写真が。数台だけワサビのタクシーが当たりとして走っているようなのだが見つけられず……。

  • たくさん並んでいると回転すし感が増す

スシロー大創業祭「輝け、日本のうまい魚。」

さて、現在開催中の『スシロー大創業祭』第一弾では、「輝け、日本のうまい魚。」をテーマにした生産者がこだわり抜いたネタを提供。日本全国の生産者が育てた日本の旨い魚が登場する。

まずは、鹿児島の小浜水産が育てた「アカバナかんぱち」。アカバナというのは大型のかんぱちの呼び名なのだそう。分厚くてかんぱちの味をダイレクトに楽しめる「アカバナとろかんぱち」(330円)、そのままのかんぱちとごまの香ばしさで旨みが立った漬けの2種を食べ比べる「アカバナかんぱち食べ比べ(生・漬け)」(165円)の2種を販売していた。

  • 「アカバナとろかんぱち」(330円)※1日数量限定

「アカバナとろかんぱち」は、柔らかさがありつつも、コリコリッとした生らしい弾力があり鮮度の高さを感じる味わい。引き締まった身を噛むたびに、脂の旨みが口に広がりかなりのクオリティ。分厚く大きいので食べ応えもあり満足感もあった。

  • 「アカバナかんぱち食べ比べ(生・漬け)」(165円)※1日数量限定

続いては青森のオカムラ食品工業の「生サーモン」。見るからに通常のサーモンと比べて色が濃く、味が詰まっていそうな予感。「ダブル大とろ生サーモン」(330円)と「ダブル生サーモン」(165円)が販売されていた。

  • 左から「ダブル生サーモン」(165円)と「ダブル大とろ生サーモン」(330円)

「ダブル大とろ生サーモン」と「ダブル生サーモン」、見た目は似たような感じだが一体何が違うのか。食べてみるとその差ははっきりとしていて、大とろ生サーモンは脂がたっぷりとのっていてその脂はしゃりを包み込むほど。とろける舌触りでサーモン好きが泣いて喜ぶ究極に旨いサーモンの味わいだ。一方の「ダブル生サーモン」は、身がぎゅっと締まって大とろよりも身そのものの味を感じ、濃い旨みのある味わいだった。

そして、真鯛は地域によって熊本の拓洋、愛媛の宇佐水産の真鯛を取り扱い、関東では拓洋の真鯛が提供されていた。

  • 「活〆真鯛」(110円)

「活〆真鯛」と「漬けごま活〆真鯛」はなんと110円! 弾力があり、上品な旨みのある「活〆真鯛」は、醤油はもちろん、卓にあるお茶の粉末とレーンに流れてくる塩を合わせた「抹茶塩」を使ったアレンジで食べるのも良さそう。「漬けごま活〆真鯛」は、漬けでしっかりと味が染み、ごまの風味たっぷりのおいしさ。

  • 「漬けごま活〆真鯛」(110)

珍しいネタだったのは、「真鯛の松皮仕立て」(330円)。これは個人的には初めましてのネタ。ポン酢ジュレともみじおろしでさっぱりとした仕上がりで、皮目はコリコリで真鯛の旨みが詰まっている。料亭で出てきそうな、身の旨みを活かしたアレンジなのが印象的だった。

  • 「真鯛の松皮仕立て」(330円)

これらのこだわりネタを余すことなく食べられる裏メニュー「まぼろしの海鮮ユッケ包み」(110円)も登場。スシローでは、時々タッチパネルでは注文できない幻ネタを販売しているのだが、レーンでしか流れてこないので貴重なネタ。今回は希少な部位も含まれたネタとして、量もしっかりとあるのでかなりお得といえるのではないだろうか。

  • 「まぼろしの海鮮ユッケ包み」(110円)

ユッケたれで和えたネタたちは、それぞれのネタが調和してダイレクトに旨みを味わえる。ネタ自体のクオリティが高いので、それを組み合わせたらもっとおいしくなっちゃう最強な一皿。

大盛りネタ、お得ネタもたくさん

大創業祭とあって日本のおいしい魚が目白押しのスシロー。このほかにも大切り、デカ盛りとボリューミーなネタがたくさん登場していた。続いては大盛りネタ、お得ネタをご紹介。

本鮪が三貫で330円とお得な「本鮪3貫盛り」は、大とろ、中とろ、赤身と一皿でまぐろを食べ比べできるメニュー。本鮪とあってその味は絶品で、とろける(溶けるに近い)舌触りの大とろ、甘みのある脂がのった中とろ、旨みが強い赤身と思いっきりまぐろを楽しめる。

  • 「本鮪3貫盛り」(330円)

「特盛いくら」(330円)、「てんこ盛りコーン」(110円)は、たっぷりとネタをのせた軍艦。どちらも一口で食べようとするとポロポロこぼれるほどに量がてんこ盛り。

大ぶりなネタでは「大切り穴子」(165円)が登場。ふっくらと柔らかな身は甘ダレを合わせると相性良し。

  • 「大切り穴子」(165円)

行列ができるラーメン屋の「鯛担麺」

大阪で話題の鯛担麺専門店「抱きしめ鯛」監修「辛旨 鯛担麺」(1辛/429円)。たんたん麺ではなく"たい"たん麺なのがポイント。鯛のアラなどから取った魚介出汁を使っているそうで、ごまの香りと鯛の旨みが合わさった鯛担麺に仕上がっている。

  • 「抱きしめ鯛」監修「辛旨 鯛担麺」(1辛/429円)

1辛、2辛(440円)、3辛(451円)と辛さによって価格が変化。今回は1辛をチョイスしてみたが、鯛担スープは口当たりが良くて旨みとコクを感じた。そこまで辛くないかも? と食べ進めていたところ、後から喉に来る辛さでピリ辛! 癖になる辛さにメンマや肉味噌と変化する味わいで絶妙な旨辛具合だった。

デザートはどでかor匠の一皿で

さて、たっぷり食べたら最後はやっぱりデザート! スシロー大創業祭から「どでかカタラーナ」(198円)と、「匠の一皿 第二章 独創」シリーズから「レモン&オレンジのレアチーズパフェ」(363円)をいただいた。

  • 「どでかカタラーナ」(198円)

カタラーナは表面がキャラメリゼされたひんやりスイーツ。普段のサイズだと食後の一口にちょうど良いのだが、今回はどーんと2つもカタラーナが盛られている。独り占めしても、誰かとシェアしても良さそうだ。

  • 「レモン&オレンジのレアチーズパフェ」(363円)

「レモン&オレンジのレアチーズパフェ」(363円)は、見た目も爽やかでさっぱり系かと思いきや、レモンバタークリームやレアチーズアイスが濃厚。パイクラムのサクサク食感、オレンジソースの爽やかな風味と食べるたびに味の変化も楽しめる。トッピングされているレモンを搾ると果実の香りが広がり、お腹いっぱいでも最後までスプーンを動かす手が止まらない。


創業祭とあってとにかく盛りだくさんなスシロー。今後第二弾、第三弾とフェアは続いていくようなので、特別メニューに期待が高まる。こだわりネタは一日数量限定の皿が多いので、早めの来店が吉といえそうだ。