俳優の望月歩が、きょう25日放送のフジテレビ系ドラマ『元彼の遺言状』(毎週月曜21:00~)の第3話に出演する。
同作は、奇妙な遺言状に導かれた敏腕弁護士・剣持麗子(綾瀬はるか)と作家志望の謎の男・篠田敬太郎(大泉洋)が、数々の不可解な殺人事件を追っていく極上リーガルミステリードラマ。望月は、殺人容疑をかけられたワケありホスト・黒丑益也(くろうし・ますや)役を演じる。
望月は今回の役とどんな風に向き合い、役作りをしていったのか。そして同作で初共演となった綾瀬はるかと大泉洋に対して抱いていた印象などについても話を聞いた。
■役作りは原作と脚本を照らし合わせて
――最初に脚本を読んだ時、黒丑益也というキャラクターをどのように捉えましたか?
ホストで色々な謎があるという、何となく想像が付きやすい設定かと思いきや、複雑なところもあって、面白い役になりそうだなと思いました。
――実際に現場に入って演じるなかで、当初抱いたイメージから変化した点などはありますか?
黒丑は、ホストモードと、黒丑益也という自分モードがあって、自分モードの時は想像していたよりも強さがあるというか……最初は「物事の深刻さを全く考えられない人なのかな?」という風に感じたのですが、自分のなかで「これはまずい」「これはまずくない」という線引きがちゃんとある人なんだと思うようになっていきました。
――望月さんは役作りをする際、ご自身が演じる人物の年表をノートに付けているそうですね。今回もその作業は行いましたか?
今回は原作がしっかりとあったので、過去はそんなに自分では作らず、「ここは原作のほう」「ここは脚本のほう」という風に照らし合わせる作業を行うのに、ノートを使いました。
――照らし合わせる作業とは?
「こういう行動をするときに、原作のこの理由を借りよう」という感じです。例えば、原作の黒丑は小説や新聞を読むのですが、ドラマの黒丑はあまり本は読まないのかなと。もし本を読んでいたら、色々な角度から感じることが増えると思うんですけど、最初に台本を読んだときに「原作よりも軽い性格」という印象を受けたので。
実際に撮影に入ってみると、黒丑の部屋には漫画しか置いていなかったので、漫画は読むけど、本は読まないというイメージがより固まりました。