相模鉄道は、相鉄線において2022年3月12日に土休日ダイヤ、3月14日に平日ダイヤを見直すと発表した。ホームドア設置駅の増加にともない各駅の停車時間を見直すほか、平日夕方のラッシュ時間帯を中心に、いずみ野線への乗換えが便利になるという。

  • 相模鉄道が3月12日にダイヤ見直しを実施

相鉄線では2021年以降、二俣川駅や大和駅、湘南台駅、西谷駅、希望ケ丘駅、鶴ケ峰駅、かしわ台駅、相模大塚駅、さがみ野駅などでホームドアの設置が進んだ。3月12日に実施するダイヤ見直しでは、ホームドアが設置された駅および設置予定駅において、ホームドアの開閉時間を考慮した停車時間に見直し、定時性を確保する。

これにともない、現行でも停車時間に余裕を取っている朝ラッシュ時間帯などを除き、日中時間帯・深夜時間帯の多くの列車で始発駅から終着駅までの所要時間が1~2分程度増加するとのこと。早朝の時間帯、かしわ台駅・海老名駅から横浜方面へ運転される始発列車、いずみ野駅・湘南台駅から二俣川・横浜方面へ運転される始発列車、二俣川駅から海老名駅・湘南台駅へ運転される始発列車についても、時刻が1~3分程度繰上げとなる。

平日・土休日の日中時間帯(12時30分頃から16時頃まで)・夜間時間帯(21時30分頃から23時頃まで)には、横浜行の各停と湘南台行の各停において、二俣川駅での停車時間を1~2分程度短縮。平日夕方のラッシュ時間帯(18時30分頃から20時頃まで)には、横浜駅からいずみ野線の利用者に向けて二俣川駅での乗換えを改善し、海老名行の急行が二俣川駅に到着した際、同一ホームに必ず湘南台行の各停が停車しているように変更する。

深夜の時間帯には、かしわ台行の下り最終列車から湘南台行の下り最終列車への乗換えをスムーズにするため、二俣川駅でのかしわ台行最終列車の出発番線を現行の2番線から1番線に変更。あわせて2番線から出発する湘南台行最終列車の時刻を2分繰り上げる。なお、相鉄線のダイヤ見直しでは、他にも相鉄・JR直通線の一部列車における相鉄線内での種別変更、相鉄・東急直通線の開業に向けた8両編成の列車の増加など予定されている。