鉄道・運輸機構と相模鉄道、東急電鉄は27日、相鉄・東急直通線の開業予定時期を2023年3月と発表した。7社局14路線を結び、神奈川県央地域と横浜市西部から東京23区西部、東京多摩北部、埼玉中央地域・西部地域に至る広域的な鉄道ネットワークが形成される。

  • 相鉄・東急直通線の開業により、7社局14路線の鉄道ネットワークが形成される

相鉄・東急直通線は羽沢横浜国大駅(相鉄・JR直通線)から日吉駅(東急東横線・目黒線)まで結ぶ約10.0kmの路線。鉄道・運輸機構が整備主体として工事を進め、相模鉄道と東急電鉄が営業主体となって事業を行う。

現在の工事状況に関して、トンネルや新横浜駅・新綱島駅の土木工事がおおむね完了し、おもに軌道・電気・駅舎建築および機械設備工事を行っていると説明。これらの工事完了後、鉄道・運輸機構で実施する鉄道施設の検査、相模鉄道と東急電鉄による乗務員の訓練運転、国土交通省による完成検査などを実施する予定となっている。

  • 2019年11月開業の相鉄・JR直通線に続き、2023年3月に相鉄・東急直通線が開業予定

  • 新たに新横浜駅と新綱島駅が開業する

相鉄・東急直通線の開業後、西谷駅から羽沢横浜国大駅を経て新横浜駅まで相鉄新横浜線、新横浜駅から日吉駅まで東急新横浜線として営業。相鉄本線・いずみ野線から東急東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道(埼玉スタジアム線)、東武東上線への直通運転を予定している。

7社局14路線の鉄道ネットワークを形成することで、所要時間の短縮、乗換回数の減少など交通利便性・速達性が向上。新横浜駅へのアクセスも向上し、首都圏から関西・中京方面への出張や旅行などがさらに便利になる。なお、運行計画については後日改めて発表される。