京浜急行電鉄は24日、1000形新造車両の愛称募集(6月16日から7月30日まで実施)に関して、最優秀賞1作品、優秀賞4作品を入選作品として発表した。最優秀賞は「Le Ciel(ル・シエル)」に決定。2022年3月頃に愛称の掲出を予定している。

  • 京急電鉄の1000形新造車両。愛称が「Le Ciel(ル・シエル)」に決定

1000形新造車両の愛称は当初、9月末の発表予定だったが、予想を上回る3,087件という応募作品から入選作品を選び、京急グループ社員の投票によって最優秀作品を決定したため、時間を要したとのこと。

最優秀賞に決定した「Le Ciel(ル・シエル)」の愛称に込められた思いとして、伝統の海水浴特急「ラ・メール号」のオマージュであり、京急の三浦半島と羽田空港はどちらも空がよく見えること、車体横の青いロゴ・番号との相性も良い「空」をフランス語で表記したことを挙げている。「Le Ciel」の頭文字を取ると「L/C」となり、1890番台の特徴である「Long / Cross」を表すなどの意味も込められた。

  • 1000形新造車両の車内(ロングシート時)

  • 1000形新造車両の車内(クロスシート時)

優秀賞は「レッドラビット(赤うさぎ)」「飛躍」「サンサン号」「幸風」の4作品が選出された。京急電鉄では、今回決定した「Le Ciel」をはじめ、応募された愛称に込められた思いに応えるよう、新造車両を活用したイベントなど多数開催するとしている。