女優の菜々緒が、あす11日放送のテレビ朝日とABEMAの共同ドラマ『言霊荘』(毎週土曜23:00~)第9話に出演する。

  • 菜々緒=テレビ朝日提供

前回の第8話では、歌川言葉=コトハ(西野七瀬)と6号室の渡邊瞳(内田理央)以外の住人女性たちが次々と“肉食アパート”と化したレディスコート葉鳥に飲み込まれてしまうという事態が。管理人室に消えた中目零至=レイシ(永山絢斗)や住人女性たちの安否が気になる中、ついに最終章へ突入する。

菜々緒が演じるのは、かつてアパートの管理人をしていた須貝空。人気女流作家だった夏目三葉(藤井美菜)がスランプに陥っている時に精神的な支えとなった人物だが、25年前の三葉殺害事件後に消息を経ったまま。三葉の霊を鎮めようと動いたものの言霊の呪いがエスカレートしてしまった今、真相を知るのは空のみだが……。

これまで悪女やキャリアウーマンなど“強い女性”役での名演技が光り、確固たるポジションを確立してきた一方で、『インハンド』(19年)や『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(21年)のシングルマザー、『4分間のマリーゴールド』の天真爛漫な女性など、さまざまな役で演技力を見せつけてきた。そんな菜々緒が演じるキーパーソン・須貝空はどんな人物なのか。菜々緒のコメントは以下の通り。

■菜々緒

――『言霊荘』のオファーが来た時の気持ちや、脚本を読んだ感想を教えてください。

お話をいただいた時は、ホラー作品自体が初めてだったので、どういう感じの現場になるのだろうとソワソワしましたね。私は言霊を信じる方なので、こういうことってあるだろうなと思いながら脚本を読ませていただいたのですが、言霊を信じる人も、信じていない人も、ドラマを見るときっと背筋がゾクっとする感覚があるのだろうなと思いました。

――今回演じられる須貝空という人物について、どういう印象を抱きましたか?

「言霊荘」は言葉にまつわる職業の方たちが集まるアパートで、管理人の須貝空自身も文才や芸術に長けている女性なので、少し謎めいた、妖艶な雰囲気を持っている人物だと思い、意識して演じさせていただきました。

――「言霊」が鍵となる今作ですが、ご自身は言霊を信じますか? 実際に言霊の力を感じたエピソードなどございましたら教えてください。

信じます。脳科学的にもポジティブな言葉が体によく作用すると聞いていたので、もともと意識していました。例えば疲れたと思っても言葉には出さないなど、普段から気を付けていますね。また、読書が好きでスピリチュアルな本も読むんですけど、そこに言葉にしたり、イメージしたりすると、実現すると書いてあったので、夢や実現したいと思うことは、なるべく宣言したり口に出して周囲の人に言うようにしているんです。

――楽しみにしている視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします。

アパートの秘密とは一体何なのか、須貝空が今の住人女性たちとどう関わっていくのかなど、ぜひ楽しんで見ていただきたいですね。そして今後、空がキーパーソンになっていくので、その行く末をぜひ最後まで見届けてほしいと思います!