お笑いコンビのおぎやはぎがこのほど、都内で行われた中京テレビ・日本テレビ系バラエティ特番『どこかで見たことある雰囲気バラエティー! #っぽいネタ』(1月3日16:30~)の収録後に取材に応じ、今年始まったレギュラー番組から『M-1グランプリ』の話題まで、まったりトークを繰り広げた。

この番組は、日常のどこかで見たことあるようで…見たことない、実在するようで…実在しない「っぽいネタ」を人気芸人たちが披露。MCのおぎやはぎと、ゲストの若槻千夏とジェシー(SixTONES)が審査する。

  • おぎやはぎの小木博明(左)と矢作兼

■天才風の佇まいを見せる小木

――お互いの“っぽい”と思うところはありますか?

矢作:考えてないのに考えてるふりする人見ると「小木っぽいな」って思うよね。みんなでネタ出し合ったりしてると、一応指動かしたりしてるんですけど、マジで何も考えてないから(笑)。あんまりいないけどね、ここまで何かを考えてそうに見える人って。

小木:天才風に見える佇まいなんだよね。

矢作:本当にそうなんだよね。でも全員が「小木は何か持ってるから」って期待して、それで結果も出したりするんですよ。それだけでも特殊能力ですよね。

小木:「矢作っぽさ」って、今も考えてるふりして全然考えてなかったもんね。

矢作:一応ね、今聞かれたからね。何やかんやでこの質問が終わればいいと思ってるからな(笑)

■「全然好きじゃなかった」ヒゲダンが…

――今年を振り返って、いかがでしょうか。『#っぽいウタ』(※)という番組も始まりましたが。

(※)…あるアーティストが大好きな有名人を招き、そのアーティストの魅力を解剖するトークを展開しながら、プロのミュージシャンとそのアーティスト“っぽいウタ”を実際に制作する番組。

小木:今まであんまり大した歌手じゃないなと思ってた人でも、ちゃんとしたファンから話を聞くと「ここまで緻密に作ってたんだ」とか分かって、全員尊敬しちゃうんですよ。

矢作:分かる分かる。俺、必ず帰りの車で聴いてるからね。ヒゲダン(Official髭男dism)とかマジで全然好きじゃなかったんですよ(笑)

(一同笑い)

矢作:いや、売れてるのは分かるんだけど、俺の好みに引っかかってこなかったのよね。だけどさ、あの番組でやると、いいんだよね~。やっぱり売れる人には理由があるんだよね。

小木:いろんな人にそういうのを広めたいですよね。歌を舐めてるやつとかにね。

矢作:だから芸人バージョンだってやっていいんだと思う。みんな「大したことねえな」とか「俺の地元にいるあいつのほうが面白いわ」とか、芸人ってそういうこと言われがちなんですけど、ネタを『#っぽいウタ』みたいな感じで分析したら、「芸人ってバカみたいなネタでもちゃんと作ってんじゃん」とかなるんじゃないかな。永野のネタだってちゃんと作ってますからね。

小木:あいつはすごいんだから。だから何のジャンルでもいけますよね。役者でも「あそこでのあの芝居はすごかった」とかね。

矢作:いろんな人が見直されると思いますよ。ヒゲダンを見直したっていうのはちょっと失礼ですけど(笑)