「小樽のよしもと劇場がなかったら、今の僕らはなかった」──30日に放送された日本テレビ系ドキュメンタリー番組『アナザースカイ』(毎週土曜23:00~)で、お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇が地元・北海道へ。SNSでは「吉村さんの半生に泣けた」などの声が上がった。
30年近い時を経て札幌の母校へと向かった吉村。教師を目指し進学校に通っていた真面目な少年時代を「学校でとにかく浮いていた」と振り返る。悪友3人組で夢描いた淡い上京物語…思い出のラーメン店で久しぶりに再会した親友と当時を語り合い、「あの頃の店長は怖くて、あのチャーシューを使ったチャーハンを頼む勇気がなかった」と、その夢だったチャーハンにも舌鼓を打つ。
さらに、住み込みで舞台に立ち続けた思い出の小樽へ。「ここがなかったら今はない」という芸人・吉村崇を作った街だ。最初は客がほとんどいなかったが、とにかく面白いネタと手で配るビラで最終的にその劇場を立ち見ができるほど、満員にした。
吉村は語る。「東京は甘くなかった。それでも北海道に帰らなかったのは、祖母のことがあったから。うちは父子家庭で、祖母が母親代わりだった。祖母は、就職氷河期だったこともあって、僕に公務員になるよう口を酸っぱくして言っていた。それに反抗して東京へ。だが、その祖母は、僕が東京へ出てすぐ亡くなってしまった。そんな状況で、負けて北海道へ帰るなんてできなかった」と。
そして、母校の生徒たちに本気の熱血スピーチを語る。「その真面目さは宝物になります」「校訓の継続は力なりは、一見地味に見えるけど大事な言葉」と熱弁し、大きな拍手をもらった。
この姿にX(Twitter)では、「吉村さんの意外な面が観られて、めちゃめちゃエモかった」「破天荒芸人と言われているが、人柄は本当に真面目だったんだな」「めちゃくちゃ感動して泣いた」「吉村さんが語った言葉、すべての気持ちがよく分かる」「特におばあちゃんとのエピソードがすごかった。感動した」「継続は力なり、本当にそうですね」「なにをやってもも上手く行かなかった吉村さんに時代が追いついた」「学校でのスピーチでは、吉村のクレバーさが現れていてさすがだと思った」などのコメントがあり、多くの人々の心をつかんだようだ。
【編集部MEMO】
吉村崇は、1980年7月9日生まれ、北海道札幌市出身。2000年にNSC東京校5期生として入門し、徳井健太とお笑いコンビ・平成ノブシコブシを結成した。破天荒なキャラクターと瞬発力のあるトークを武器に、バラエティ番組を中心に活躍。コンビでの活動に加え、ピンでもMC、ロケ、ひな壇など幅広い場面で存在感を発揮している。趣味はゴルフ、政治観賞。特技は脇ならし、バランスボールに乗って蹴られても落ちないこと。
