――来年30周年を迎えられます。個人でも活動されていますが、コンビの活動はご自身にとってどのようなものになっていますか?

遠藤:若い頃は自分たちの番組もやらせてもらったり、毎日一緒に仕事をしていた時期を経ての50歳、30周年。今はコンビの仕事が減っていて、YouTubeでコントをやらせてもらうことにしたわけですが、常にコンビで何かしたいなと思い続けている30年で、自分たちが置かれている環境でできることをやるというのはずっと変わっていません。

――やはりコンビの活動が軸なんですね。

遠藤:さっき田中さんが、コンビでコントすることは「健康的」と言っていましたが、本当にその通りで、すごく気持ちがいい。トークでも、コントでも、ロケでも、コンビで何かやるのは楽しいです。

――田中さんも「コンビでもっと一緒にやりたい」と話されていましたが、その思いはずっとありましたか?

田中:はい。それが当たり前というか、自然なことなので。20代の頃におけるコンビの仕事の仕方から変わってきているのことも含めて面白いなと思いますし、コンビがベースとしてあるから個人の仕事ができるという思いもあります。

――お二人の関係性は変化していますか?

田中:どんどん友達に戻っている感覚があります。デビューしたての頃は友達という関係で、年数を重ねて友達ではない時期というか、仕事仲間という意識が強い時期もありましたが、50歳になって友達感が強くなってきたので、友達同士で楽しいものを作るような感じでモノ作りができたらなと思っています。

――友達の関係に戻ってきたというのは、何かきっかけがあったんでしょうか。

田中:年齢的なものが大きいと思います。この30年でいろいろ経験して、周りの人のこともちゃんと見られるようになったのかなと。若いときのコントは僕が一言一句決めて「これでお願いします」という作り方をしていましたが、今振り返ると、それだと遠藤さんしんどいやろうし、遠藤さんの良さを殺してしまっていた部分もあったなと思う。今は、こうしたほうが遠藤さん面白いだろうなと、そういう風に考えるようになりました。

――遠藤さんも友達感覚が戻ってきたなと感じていますか?

遠藤:30年でいろんなこと経験してたどり着いた50歳の今の感覚は田中さんが言った通りです。コンビでしゃべらないのがかっこいいという時代もあって、自分らもそんなマインドになったときがありましたが、今はまた友達の感覚に。「もうお互い50歳だし」って、年齢を重ねて自然とこうなったのだと思います。

――改めて、相方が遠藤さん、田中さんでよかったなと感じているお互いの魅力をお聞かせください。

田中:「こんなコントどうかな?」と僕が書いたものを否定せず、面白がって乗っかってくれるのはありがたいですね。2人の方向性や面白がるポイントがズレると進んでいかないので。そして、そのタネのようなコントから花を咲かせてくれる部分が大いにあるのでうれしいです。

遠藤:僕は基本的にずっと、ご指示いただいたように動くといういうスタンスで、土台を作ってくれることに「ありがとうございます」という思いがあります。そして、「どう思う?」と聞いてくれるので、「こうしたほうがいいんちゃうかな?」というやりとりができて本当にありがたいなと感謝しています。

――お二人のお話を聞いて、お互いに対する信頼と思いやりがあるからこそ、コンビで何かしたいと思う関係が続いているんだろうなと感じました。

遠藤: 60歳になったときに口もきいていない可能性はありますけどね(笑)。今はこういうモードですが、この先のことはわかりませんから(笑)