お笑い芸人・福田麻貴(3時のヒロイン)、加納(Aマッソ)、サーヤ(ラランド)、上田慎一郎監督が10月28日、ショートムービー『ウワキな現場』(8日20時TELASAで独占配信)完成を報告する囲み取材に出席した。

  • 左から上田慎一郎監督、加納、福田麻貴、サーヤ

福田、加納、サーヤによるテレビ朝日のバラエティ番組『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(毎週月曜26:16~)と『カメラを止めるな!』の上田監督がタッグを組んで生まれた『ウワキな現場』は、浅香航大演じるユウタの存在でトリオ芸人3人の関係性に亀裂が生まれていく様子を描いた恋愛サイコホラー。路上でキスしているミキ(福田)とユウタを目撃したサヤカ(サーヤ)は、漫才稽古中にアイカ(加納)の気づかないところでミキに攻撃を開始する。上田監督が「想像以上の作品ができた」と自信を覗かせる今作は、20分弱の短尺でありながら二転三転する展開が見どころとなっている。

3人の演技力について上田監督は「本当に素晴らしかった」と絶賛し、「浅香さんもびっくりしていて、スタッフに『本当にすごかったですね』と言っていたらしいです」と裏話を明かす。すでに台本の読み合わせの段階で驚かされたといい「『上手いんかい! お前も上手いんかい! 全員上手いんかい!』ってツッコんでましたね」と振り返った。

そして「サーヤさんは憑依型。普段とはまとう空気そのものが変わるのでめちゃくちゃ女優向き。『見つかるぞ』と思いました」と評されたサーヤは「めちゃくちゃうれしい! 太い文字で書いておいてください!」と記者にリクエストするほど大喜び。続けて上田監督は福田へ「ツッコまずに気持ちを抑えて、という受けの芝居が普段見れないので新鮮だった」、加納へ「演技のオンオフが分からないくらいナチュラルだった」と賛辞を贈った。

女優業の展望についてサーヤは「しこたま映画の話が来たらいいなと思っています。『バラエティに出ている暇ないですよ』と言ったっていい!」と熱望。「実は相方のニシダはもうドラマに2本出ているので、私もちゃんとした作品に出てみたいなと思っていました。これが初めてになったのがうれしいです」と話し、「もっと狂気的な役でもいいですし、犬となんとかの7日間みたいな作品でも、マスクでもなんでもやりたいです」と前のめりな姿勢を見せた。

福田も「めちゃくちゃデカい連ドラに出たいです」と野望を語り、加納は「ドラマの脚本を書いてみたいと思ったことがあったので、今回生で映画監督のお仕事を見られてやはりいつかはやってみたいなと思いました」と脚本製作へ意欲を示した。

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