アットホームはこのほど、「一戸建て修繕の実態」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2021年7月27~30日、調査対象は全国の新築一戸建てを購入し30年以上住んでいる人、有効回答は398人。

平均修繕費は532.1万円

  • 平均修繕費

これまでに一戸建ての修繕にかけた合計費用は平均532.1万円。住宅タイプ別にみると、木造が平均470.2万円、 鉄筋・鉄骨造が平均617.7万円と、鉄筋・鉄骨造の方が140万円以上多かった。築年数別では、特に鉄筋・鉄骨造で築年数が古くなるほど費用が高くなる傾向がみられ、築年数50年では平均1,475万円に上った。

自宅の修繕費を毎月積み立てている人は8.3%で、金額は月額平均2.5万円。修繕を自分自身で行ったことがある人は37.2%で、実際に自分で修繕を行った場所は、1位「壁紙・内壁」(21.6%)、2位「外壁」・「トイレ」(各16.9%)、4位「屋根」(15.5%)、5位「床」(11.5%)となった。

住宅購入時、修繕について「不動産会社から説明を受けていない」と答えた人に、説明を受けたかった事を聞くと、「建物の経年劣化について」が最も多く44.4%。次いで「設備の経年劣化」が37.3%、「定期メンテナンス」が34.6%と続いた。

最後に一戸建ての寿命について尋ねると、木造、鉄筋・鉄骨造ともに平均56.6年となった。