俳優の堤真一が、来年1月期にTBS金曜ドラマ枠で放送される『妻、小学生になる。』(毎週金曜22:00~)で主演を務めることが3日、発表された。堤がTBSのドラマに出演するのは、2006年放送の『セーラー服と機関銃』以来、16年ぶりとなる。

堤真一

原作は芳文社『週刊漫画 TIMES』で連載中の村田椰融(むらた・やゆう)氏による同名漫画。累計発行部数(紙+電子)が130万部を超える話題作だ。

10年前に愛する妻を失い生きる意味を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と奇跡の再会をするところから物語は始まる。なんと妻(母)は生まれ変わって、10歳の小学生の女の子になっていた。夫と娘はそんな妻(母)の姿に戸惑いながらも、10年ぶりに彼女に尻を叩かれ叱咤激励される。心温まる家族再生の物語であり、彼らのみならず、一家に関わる周りの人々が生きることに再び向き合おうとするホームドラマとなる。

■堤真一コメント

(16年ぶりにTBSのドラマに出演することに)もうそんなに経ったのですね・・・。感覚的にはあまりそう感じないのですが、本当に久しぶりですね。
脚本がすごくおもしろかったです。原作の漫画は随分前に読んだことがあるのですが、ドラマの脚本は漫画の世界とはまた違って、非常にリアルに描かれていて、これが今後どう展開していくのか、僕自身が今ものすごく楽しみにしています。
今回、設定としてはすごく難しい役どころですね。実際に「妻が小学生になったら」と考えてみても、どう作りあげていいものか難しいですが、演出家の方と話しながら、僕が演じる新島圭介を作っていこうと思っています。妻が小学生になったことを、圭介がどう受け入れて、そしてどのように進んでいくのか、微塵の疑いもないようにしないといけないなと感じています。
これから撮影に入るのですが、みんなで楽しく撮影できればいいなと思っています。
とても不思議な設定の作品ですが、僕自身も最終回までどうなっていくのか本当に楽しみにしております。
1月スタートの金曜ドラマ『妻、小学生になる。』をぜひご覧ください。

■原作・村田椰融コメント

漫画家としてまだ生計を立てられていないころに、「いつか実写化されるような作品を考えよう」という気持ちで描き出したのが「妻、小学生になる。」でした。
気づけば連載することができ、巻数も増え、そしてついに実写化することが決まりました。
大変な時世の中、「妻、小学生になる。」の制作に携わる関係者の皆様には本当に感謝です。
そしてこの作品を応援し、支えて下さった読者の皆様、本当にありがとうございます。
ドラマ化した「妻、小学生になる。」の方も、是非ともお楽しみください。

(C)村田椰融/芳文社