俳優の小日向文世が主演するテレビ朝日系スペシャルドラマ『欠点だらけの刑事』第2弾が、22日(20:00~)に放送されることが分かった。

  • 左から小日向文世、工藤阿須加=テレビ朝日提供

潔癖にして神経質、こだわりが強くて人間嫌い、トラウマだらけで臆病者、自分の興味がないことにはまったくの無関心…そんな“欠点”ばかり、でも憎めない名刑事の主人公・百野冬美男(ひゃくの ふみお)が2018年2月の放送以来、約3年ぶりに帰って来る。

今作で百野が挑むのは、人気収納家・長谷川凛子(原沙知絵)の自宅から見知らぬ男の遺体が見つかった事件。空き巣に入った2人組が仲間割れの果てに殺人を引き起こしたものと思われたが、細かいところが気になって仕方がない百野は現場のあちこちに疑問を抱いてしまう。やがて百野は真相究明のため、自らのトラウマを克服せざるをえない極限状況に追い込まれる。はたして百野はトラウマを乗り越え、真犯人を暴くことができるのか。

小日向は「こういうキャラクターはありそうでないですから、とにかくリアリティーを持たせることに力を入れました。“小日向さんってもしかしてこういう人?”なんて思わせることができたら本望ですね。実際の僕とは全然違いますけど……(笑)。百野は相手を傷つけることなど気にせず、どんなことでもズケズケ言いますが、僕自身はまわりを気にして口にしないことが多いですから!(笑)」と役作りを明かし、「前作よりセリフが多かったので、そこは大変でした。百野は言葉が口からパーッとよどみなく出るタイプなので……(笑)」と苦労も語った。

また、百野は新たに“令和感”満載の体育会系新人刑事・一ノ瀬貴一(工藤阿須加)とコンビを組むことに。現在『緊急取調室』(毎週木曜21:00~)でも共演している工藤について「撮影の待ち時間にいろいろな話をしましたが、楽しかったですね。まさかお父さん(=福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督)のしつけがあんなにも厳しいとは! よくぞねじ曲がらず、素直な青年に育ったなと感心しました(笑)」と称賛。

最後に視聴者へ向け「刑事ドラマにはなかなかいない変わったキャラクターなので、ほかにはないミステリードラマを楽しんでほしいですね」とアピールした。