お笑いコンビ・野性爆弾のくっきー! が4日、東京都・港区で実施されたアニメーション映画『リクはよわくない』(10月1日公開)の完成披露イベントにタレントの坂上忍、声優の森川智之、松本梨香とともに出席。本作にまつわるトークを展開し、壇上で坂上をイジり倒した。

  • くっきー! と坂上忍

本作は、坂上が原作、くっきー! がイラストを手がけた同名絵本を原作とするハートフルストーリー。5歳の「ぼく」が、子犬の「リク」とのなにげない日々を通して命の大切さを学ぶ様を描く。

普段のイラストは、アクリル絵の具を使って描いているというくっきー!。今回は「ワンの前、横、後ろ、真上とか資料を頂いた。その写真を壁一面に貼って描いた。一時、部屋の壁が坂上さんの犬まみれの時があった。もう坂上さんの家。(犬の写真に)囲まれて、その中に僕が立っているので、僕がもう坂上忍さんでした」と振り返った。

くっきー! がそれぞれの犬のサイズを把握するのに苦労したと話すと、坂上は「あれだけ詳細な写メを送っているのに、大きさが違うって『この人たぶん、参考にしてないんだろうな』と感じた」とぼやくも、くっきー!は自身の指を見て「逆剥(さかむ)けがある」とつぶやいて坂上の言葉をスルー。

劇中では、「ぼく」の部屋の中に、坂上の往年のレコードジャケットが登場する。坂上は「映画の中で僕のことを散々イジってるんですよ」と再びぼやくも、くっきー!は「ツンツン頭でCDデビューしてる。面白いと思った。エンディング、斉藤和義さんの曲が流れてるけど、坂上さんの曲流してやろうかと思った」と不敵な笑みに。

坂上は「(原作のイラストなどは)信頼して、くっきー! にお願いしたつもりだった。でき上がったとき、あんなイジられ方するなんて思わなかった。ちょっとショックだった」と言うも、くっきー! はその言葉に重ねて「イジってないです。CD買う人が現れて、印税がちょっとでも入ってほしかった。収入のお助けです」とイジった。

松本が、くっきー! の描いた犬が坂上そっくりだと褒めるも、坂上は「あんな絵、ぜんぜん似てないですよ。パグゾウ、豚みたいになってる」と反撃。しかしくっきー!は「豚だよ!」と被せて答え、「おい!」と坂上の怒りを買って一触即発の状況に。会場の笑いを誘っていた。