俳優の池内博之、藤原季節、女優の酒井若菜らが、松本まりかが主演するABCテレビ制作・テレビ朝日系新ドラマ『それでも愛を誓いますか?』(ABCテレビ10月3日開始 毎週日曜23:25~、テレビ朝日10月2日開始 毎週土曜26:30~)に出演することが3日、明らかになった。

  • 純須武頼を演じる池内博之(C)ABCテレビ

原作は、国内最大級の電子コミックサイト「めちゃコミック」で1,500万ダウンロードを突破し、2020年上半期総合1位&年間総合2位を獲得した同名漫画。結婚8年目、セックスレス5年目、子どもなし――“愛する夫から女として求められない妻”35歳の純須純を松本が繊細に演じる。

国内外で活躍の幅を広げている池内が演じるのは、純の夫・純須武頼。ゼネコンに勤めている働き盛りの39歳で、純には優しく実直な性格だが仕事熱心で帰りは遅く、夫婦の時間は短くなるばかり。「子どもが欲しい」という純の言葉を遠ざけ続けるうちに、夫婦の間には見えない亀裂が生まれていた。そんなとき武頼は、高校時代の同級生で元カノの沙織と再会する。

純の会社の同僚・真山篤郎を演じる藤原は、映画『his』、『佐々木、イン、マイマイン』で第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、大河ドラマ『青天を衝け』、映画『のさりの島』『くれなずめ』、舞台『サンソン〜ルイ16世の首を刎ねた男〜』への出演等、多方面で活躍する新鋭俳優。原作ファンからも圧倒的な人気を誇る真山は、純が勤める会社の25歳・若手社員でマスクがトレードマーク。他人にあまり興味がなく、口を開けばぶっきらぼうで愛想がないが、仕事はきっちりとこなす。とある出来事を共に目撃したことがきっかけで、次第に純と心を通わせていく。

  • 真山篤郎を演じる藤原季節

女優に加え小説やエッセイなどの作家としても注目を集めている酒井は、武頼の元カノ・足立沙織役に挑む。中学で国語の教師をしながら1人息子を育てるシングルマザーである沙織。女性として満たされていない何かを埋めるため、同窓会で久しぶりに再会した武頼と連絡を取るようになる。しかし、問題を抱える教え子が沙織だけでなく武頼にも影響を及ぼすことに。

  • 足立沙織を演じる酒井若菜

そのほか、真山の先輩でお調子者ながらも後輩想いな顔を見せる藤谷役には松澤匠、純の職場の同僚でよき理解者となっていく三好役には松岡依都美、真山の同期で純と正反対の女性・野明役には吉田沙世、沙織の受け持つ生徒で闇を抱える中学生・菜月役には伊東蒼が決定。純と武頼を優しく見守る“20歳差夫婦”は、40歳で妊娠した妻・栞を内田慈が、栞の夫で60歳で初めて父親になる武頼の上司・五郎役を菅原大吉が演じる。

また、主題歌はキャッチーなメロディラインとセクシーなサウンドが魅力4人組ロックバンド・I Don’t Like Mondays.の新曲「音楽のように」に決定。このドラマのために書き下ろされた楽曲が、ストーリーをより一層盛り上げる。

キャストらのコメントは以下の通り。

――本作への出演が決まったときの感想を教えてください。

池内:お話をいただいた際に、原作にも目を通させていただきました。それを踏まえて、僕は未婚なので、演じるのが非常に難しいだろうなと率直に思いました。2人が生活している中でのすれ違いや、子供に対する考え、仕事の事、本人が抱えている問題など、どう向き合うか。そのキャラクターがどう感じているのか。ひとつひとつ、心の動きも含めて丁寧に考えながら演じる必要があると思いました。

酒井:原作が好きだったので嬉しかったです。私は特に沙織に惹かれていたので、出演が決まり次第、勝手に髪を切りました。後から聞いたら、切らなくてもよかったみたいです。気持ちが先走りました(笑)。

――原作、または台本を読んだ印象を教えてください。

藤原:原作を読んで、純という存在を知れて良かったと思いました。こうやって誰も知らないところで沢山の涙が流れているんだなと思い、胸が痛くなりました。脚本では、そういった登場人物の心情に寄り添いすぎないように、会話や人間関係を客観的に丁寧に描こうとしているところが素敵だと思いました。観た人によって自由に感想を抱ける作品なのかなと思います。

――今回演じられる役どころについて教えてください。

藤原:真山はいつもマスクをつけていて、プライドが高く、周囲との壁が厚い。その真山が純という人に出逢って、真山自身知らなかった感情を知っていくのかなと思います。人が人を好きになるって素敵なことだけど、それ以上にとても苦しくて、悔しくて、かっこ悪くなってしまう。僕にも心当たりがあります。真山を演じながらその痛みを分け合えたらと思います。

――視聴者の方へメッセージをお願いします!

池内:30代の男女にも響く題材かと思います。是非この作品をご覧になりキュンとしたりムカムカっとしたりしてください。考えさせられる事もあるでしょう。心に何か響いてくれたらいいなと思います。是非お楽しみに!

酒井:このドラマの登場人物は、みんな何かを間違えています。至らない、とても。正義を押しつけたり、人と向き合えなかったり、過去にすがったり。正しさだけでは生きていけないことに気がついてるはずなのに。皆さんが頑張りすぎてしまった夜、今日もだめだったなぁと情けなくなってしまった夜、なにかを間違えてしまった夜、私たちの姿を見て、あなたたちもおんなじね、と呟いてもらえるドラマになれば嬉しいです。

I Don’t Like Mondays.:今回、主題歌を担当させて頂きました。「音楽のように」と いう曲です。ドラマで描かれている、夫婦における人間関係や、待ち受ける問題や葛藤、それらを受け、主人公の純と同世代である、僕らなりのラブソングを制作しました。 この曲がドラマの中でどのような響きをみせてくれるのか、今から楽しみです。