スタバのグランデ(Grande)の量は? カロリーやお得かどうかを徹底解説

スターバックスコーヒージャパンの運営するコーヒーショップ「スターバックス」(以下、スタバ)のドリンクサイズにおいて、ショート、トールに続く大きさがグランデです。海外で提供されているトレンタも入れるとちょうど真ん中のサイズにあたるグランデですが、ショートやトールに比べると大きいので、実際にどれくらいの量が入っているのか、カロリーや値段はどれくらいになるのか、気になりますよね。

この記事ではグランデのサイズ感や値段、カロリーについてまとめています。スタバで注文するときの参考にしてみてくださいね。

スタバグランデサイズについて解説します

スタバのグランデはどんなサイズ?

スタバのドリンクサイズは、ショート(Short)・トール(Tall)・グランデ(Grande)・ベンティ(Venti)の4つがあり、ショートから順にサイズが大きくなります。

グランデの容量は470mlです。カップのサイズを見ただけではそこまで入っていると思わないかもしれませんが、500mlペットボトルとほぼ同量が入っていると思うとかなりの量であることがわかります。

ショートやトールに比べればグランデは価格もサイズも上がるので、ちょっと贅沢したいときにグランデに挑戦してみよう、なんて方もいるかもしれませんね。

グランデはイタリア語で「大きい」

グランデという言葉はイタリア語で「大きい」という意味があります。ショート・トールが英語なのにグランデから先のサイズがイタリア語である理由は、イタリアのコーヒー文化に敬意を払っているからです。

イタリア流のエスプレッソをベースにしたコーヒーを販売することによって、スタバはアメリカで人気のコーヒーショップとなりました。イタリアのコーヒー文化なくして今のスタバのブランディングはありえなかったということでしょう。

スタバでグランデの上のサイズは?

スタバでグランデより大きいサイズにベンティ(Venti)があります。アメリカではさらに上のトレンタ(Trenta)があり、ベンティはイタリア語で20、トレンタは30という意味でそれぞれ20オンス、30オンスと容量を示しています。

ベンティとトレンタが容量を示しているのに対しグランデだけが「大きい」という形容詞である理由は、呼びやすさなど諸説ありますが、ショート・トールが「背の高さ」、グランデが「大きさ」、ベンティ・トレンタは「容量」とバランスをとったのかもしれません。

タンブラーのサイズに迷ったらグランデ

日本でのスタバ公式タンブラーは、ショート・トール・グランデの3サイズまでしかありません。海外ではベンティサイズのタンブラーがあります。

スタバタンブラーはお店に持ち込んで注文すると20円の割引になるのでお得です。サイズに迷ったらグランデサイズを購入しておきましょう。グランデサイズであれば、日本ではベンティ以外のすべてのサイズをカバーすることができるからです。

グランデは下から3番目のサイズ

スタバグランデのカロリーはどれくらい?

スタバグランデは470mlと大容量なので、カロリーがどれくらいになるのか気になりますよね。もちろんドリンクによって異なるので、代表的なドリンクを4つピックアップしてカロリーを見てみましょう。

ドリップコーヒー

「本日のコーヒー」で注文できる最もスタンダードなドリップコーヒーは、ホットとアイスで若干カロリーが異なります。ホットの場合は24kcal、アイスの場合は14kcalです。

コーヒーはプラス55円でカフェイン抜きのディカフェにすることもでき、その場合はホットが14kcal、アイスが9kcalと、かなりカロリーを抑えることができます。

キャラメルフラペチーノ

王道のキャラメルフラペチーノは、フラペチーノの中では中間のカロリーです。スタンダードなミルクだと421kcalですが、最もカロリーを低く抑えたいのであれば無脂肪乳に変更すると389kcalにまで抑えることができます。

スタバではミルクの種類がいくつも用意されているので、カロリーが気になる方や味わいを変えてみたい方は変更してみてはいかがでしょうか。

ホットティー

ホットティーは7種類のフレーバーから選ぶことができますが、基本的には0kcalです。カロリーが気になる方は気分を変えてホットティーを頼んでみてもいいでしょう。ちなみにほうじ茶だけは3kcalありますが、ドリップコーヒーやフラペチーノに比べるとさほど気にならないでしょう。

ココア

スタバのココアはミルクとモカシロップで作られています。食物繊維が豊富なことでも知られていますが、材料が材料だけに基本的なカロリーはホットが521kcal、アイスが439kcalです。カスタマイズでホイップクリームを追加すればカロリーはその分高くなります。

ココアもミルクを変更すればカロリーを抑えることができ、無脂肪乳ではホットが408kcal、アイスが324kcalになります。心置きなくトッピングを追加したいときはミルクで調整するといいでしょう。

スタバグランデのカロリーはどれくらい?

『スタバではグランデを買え! 』その理由とは

『スタバではグランデを買え! 』(吉本佳生著)という経済本があります。なぜスタバではグランデを買うべきなのか、その理由やグランデのコストパフォーマンスの高さについて考えてみましょう。

経済本『スタバではグランデを買え! 』(吉本佳生著)とは

『スタバではグランデを買え! 』は経済学者の吉本佳生氏の著作です。キャッチーなタイトルに惹かれて購入した人は多いようですが、内容はスタバでグランデを購入することを推奨しているわけではありません。

商品の販売価格が決まる仕組みを身近な例を出してわかりやすく解説している本で、万人にわかりやすい、かつキャッチ―な表現として『スタバではグランデを買え! 』という表現になったようです。

スタバのグランデはお得?

スタバでグランデは見方によってはお得になります。例えばドリップコーヒーの価格で比較すると、ショート240mlは319円でグランデ470mlは407円です。グランデはショートの約2倍の量でありながら価格差は88円。スタバには「ワンモアコーヒー」といって110円で1杯おかわりできるサービスがありますが、ショートにワンモアコーヒーで追加注文するのであれば、最初からグランデを購入したほうが20円ほどお得になります。

また『スタバではグランデを買え! 』でも言及されていることですが、店側としてはショートとグランデのコストに大きな差はないため、グランデを注文してくれるほうが嬉しいようです。店側とお客さん双方が嬉しいという関係性が、経済学の観点で見ても「グランデがお得」と言わしめる所以かもしれません。

コスパがいいのはベンティ

お客さんの視点だけで見れば、コスパが最もいいのはベンティ(Venti)です。多くの商品がそうですが、スタバもサイズが大きいほどコスパが良くなる傾向にあります。例えばドリップコーヒーのベンティサイズは590mlで451円です。ショートとベンティの価格差は132円、容量の差は350mlでちょうどトールと同じ量となっています。つまり通常は363円かかるトールと同じ量を132円で飲めるのがベンティです。

1mlあたりの価格で比べてみても、グランデは0.87円/mlでベンティは0.76円/ml、と若干ベンティのほうが安くなります。コスパの良さだけで見れば、ベンティのほうがグランデよりお得といえるでしょう。