JR北海道は、2020年度に発生したシカやクマと列車の衝突件数が発足以来最も多かったと発表した。シカとの衝突は過去6年間1,700~1,800件台で推移していたが、2020年度は各線区がおおむね増加傾向となり、年間の発生件数は2,414件に跳ね上がったという。クマとの衝突も過去6年間20~30件台で推移していたが、2020年度は年間56件に急増した。

  • 宗谷本線の普通列車

列車がシカと衝突した場合は、乗務員が運行に支障のない線路外にシカを除去し、列車は運転を再開する。その後、関係箇所から連絡を受けた保線社員が現地に向かい、衝突したシカを回収する。一方、クマと衝突した際は安全確保のため降車せず、車両の中から現地状況を確認し、車両に異状がなければ運転を再開する。その後、付近に仲間のクマも生息している可能性があるため、ハンターを手配した上で衝突したクマの回収に向かうという。

シカの場合、衝突してから除去作業までに約3時間から半日程度を要するが、夜間など作業完了までに時間を要する場合は1日以上かかる場合もあるとしている。