JR北海道は21日、ゴールデンウィーク期間に続き、2021年度のお盆期間も北海道新幹線共用走行区間において、時間帯区分方式による高速走行を実施し、東京~新函館北斗間を最速3時間54分で結ぶと発表した。

  • 北海道新幹線の青函トンネル内でお盆期間も210km/hの営業運転を実施

高速走行の実施区間は青函トンネル内の上下線(約54km)。現行の速度は160km/hだが、期間中は210km/hで走行し、所要時間を3分短縮する。実施日時は8月12~16日の5日間で、始発から夕刻(15時30分頃)の間に走行する定期列車の下り7本・上り7本が対象となる。

なお、木古内駅に停車する「はやて93号」「はやぶさ1号」「はやぶさ19号」については、木古内駅での発車時刻が繰り上げされる。また、発車時刻の繰上げにより乗遅れなどの影響を少しでも軽減するため、「はやて91号」については、新青森駅から3分の繰下げを行い、木古内駅の着発時間は変更されない。

函館駅までの所要時間短縮のため、高速走行する新幹線に接続する「はこだてライナー」の一部列車で時刻変更が行われる。あわせて快速「エアポート」や千歳線・室蘭本線・函館本線の普通列車も、新幹線高速走行にともない一部列車に時刻変更が生じる。