芸人として軌道に乗ったラランドだが、サーヤは会社員の仕事も続けていくそうだ。「今もコンサルタントみたいな感じでPRなど、広告回りの仕事をしています。でも、自分としてはただやりたいことをやっているだけであり、芸人さんが飲食やアパレルなどの副業をされているのと変わりない感じです」
代理店の業務を並行してやっていくことでのメリットも感じている。「これはきっと、こういう見え方でやったほうがいいのかなとか、資料1つを見ても、きっとすごい時間がかかったんだろうなとか、いろんなありがたみを感じます」と明かした。
そんなしっかり者のサーヤの隣で、ニシダは「(サーヤは)裏方の目線があるからこそ、可愛げはないです。全部を俯瞰で見てしまうから。可愛げで言えば、僕のほうがあります」とアピール。だが、サーヤが「いやいや。裏側を知らないから、ニシダは平気で遅刻をしてきたり、仕事を飛ばしたりするんです。この前も地元のラジオの生出演を飛ばしたし」とダメ出しすると、これにはニシダも「裏側を知っていても、知ってなくても、仕事を飛ばすのはヤバイですね」と反省した。
ちなみに、事務所設立についての舵取りも、すべてサーヤが行ったらしく、ニシダは「俺は直前まで知らなかったです。急に会社ができるとなって、『聞いてないよ』とすねたりもしました」とポロリ。サーヤは「ニシダは何もやらないというか、請求書を作ることから、全部私がやってきたので。だから、今回も着々と建物を作り、できあがってから『ここが、君の部屋だよ』と言いました(笑)」と振り返る。
ニシダは自分にはない相方の良さについて、「うらやましいです。社会で働けて、芸人もやっているという能力がすごい。俺にはできない」とリスペクトしたうえで「いつも感謝しています。ありがとうございますという気持ちでやっています。だいたいを任せているので」と頭を下げる。
一方、サーヤはニシダについて「自分とは真逆の人生を歩んでいます。私は安定を求め、しっかりと石橋をたたいて渡るタイプですが、ニシダはいい意味で破天荒で、ギャンブラーな生き方をしています」と言い、ニシダも「すねかじり芸人です」とあっさり認めるが、サーヤは「でも、全然違う人間同士なので、面白いんです」と、互いにない部分を補い合えるコンビの魅力もちゃんとわかっているようだ。
そんな2人に今後の展望を聞くと、サーヤが「ニシダはハリウッドでしょ?」と振ると、ニシダは「え!そんなこと、言ったことないよ」と笑いながらピシャリ。サーヤが「ほら、このコメントを関係者が見るから」と耳打ちする。
ニシダが「いや、ハリウッドはちょっときつい。じゃあ、ボリウッド、インド映画で(笑)」と言うとサーヤは「じゃあ、私がハリウッド、ニシダはボリウッドで。アメリカとインドを制覇します!」と宣言し、2人で笑い合った。