テレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月~金曜13:00~13:30)が、今月2日に45周年の節目を迎えた。このほど、司会の黒柳徹子が喜びを語るとともに、50周年に向けた決意を述べた。

  • 黒柳徹子 =テレビ朝日提供

45周年という大記録を成し遂げた黒柳は、「ものすごくうれしいです! 毎日毎日ゲストの方をお招きしてお話をうかがってきましたが、45年という長い歳月が経ったんだなと思うと、やはりすごいことだなと自分でも驚いています」とコメント。

これまでの放送を振り返り、「45年もの間、いろいろなゲストがいらしてくださって、当日ドタキャンされる方もなく、本当にすべてがラッキーでした」としつつも、「ただひとつ残念なのは、昨年お亡くなりになったショーン・コネリーさんをゲストに迎えることがかなわなかったことです」と惜しんだ。

また、「きりがいいのは50周年なので、それをとても楽しみにしています」と次の目標も掲げ、「スタッフのみなさん一緒に番組作っていくことが楽しみですし、これからもどんなゲストとの出会いがあるのか、期待でいっぱいです」と意気込んだ。

黒柳のコメントは以下の通り。

――『徹子の部屋』45周年を迎えて、今のお気持ちを教えてください。

まず、ものすごくうれしいです! 毎日毎日ゲストの方をお招きしてお話をうかがってきましたが、それを積み重ねて45年という長い歳月が経ったんだなと思うと、やはりすごいことだなと自分でも驚いています。といっても私ひとりだけで達成できるものではなく、ゲストのみなさま方がきちんと収録に来てくださったことが大きかったと思います。

また、そんな素敵なゲストの方々を選んでくれるスタッフはもちろん、彼らとの“手抜きをしない打ち合わせ”をとても大事にしてきました。だからこそ、生放送のようにお話をうかがうことができるのですから…。そういうことをすべて総合して考えると、やはり“みんなでいい番組を作るぞ!”という気持ちがないとなかなかこんなふうには続かないと思うんです。

私、ときどき自分でも番組を見るのですが、『徹子の部屋』ってやっぱりとっても面白い(笑)! 自分でも面白いなと思えるなんて、とてもありがたいこと。また、視聴者の方々が『徹子の部屋』を面白いと思ってくださっていることもいろいろなところから伝わってきて、それもとてもうれしく思っています。

――45年の歴史の中で、「収録に行きたくないな」と思ったことはありますか?

いちどもありません! よく晴れた日だって「どこか見晴らしのいい場所にピクニックに行きたいなぁ」なんて思ったことはまったくなくて、私にとってスタジオに行ってゲストの方々とお話しするのがいちばんの楽しみ! 私、スタート当初は1年間でゲストが底をつくと思っていたの。でも45年もの間、いろいろなゲストがいらしてくださって、当日ドタキャンされる方もなく、本当にすべてがラッキーでした。ただひとつ残念なのは、昨年お亡くなりになったショーン・コネリーさんをゲストに迎えることがかなわなかったことです。

――45周年を達成した今、次の目標を教えてください。

きりがいいのは50周年なので、それをとても楽しみにしています。たぶん1年ごとにワクワクが増していき、49周年のときなんてものすごく楽しみになると思うので、それを達成するために身体を鍛えています。今、私が元気なのは毎日、ジャイアント馬場さんに教えていただいたヒンズースクワットをやっているおかげですが、そのほかに体操も増やし、ごはんもおいしく食べて、とにかく身体の元気を保って楽しくやっていきたいと思っています。やっぱり楽しいっていうのは、とても重要なこと!

『徹子の部屋』のスタッフはとても仲がよくて、以前はみんなでよく一緒に食事に行ったりしたのですが、このところそれもかなわず、本当に新型コロナウイルスは困ったものだと悲しく思っています。でも何よりスタッフのみなさん一緒に番組作っていくことが楽しみですし、これからもどんなゲストとの出会いがあるのか、期待でいっぱいです。