JR東日本は、常磐線・水戸線で電気自動車の再生バッテリーを踏切保安装置の電源に活用する試行導入を今年4月以降に実施すると発表した。

  • 再生バッテリーの踏切保安装置電源への活用イメージ

同社によれば、メンテナンス作業時など一時的な停電時にも踏切が動作を継続できるように、踏切の制御を行うすべての踏切保安装置にバッテリーを設置しているとのこと。今回の試行導入では、現在使っている鉛蓄電池の代わりに電気自動車の再生バッテリーを使用し、環境に優しい電源装置の活用をめざす。

日産「リーフ」に搭載されていたバッテリーを再製品化した再生バッテリーを使用。従来のバッテリーの充電時間70時間、耐用期間3~7年に対し、再生バッテリーは充電時間24時間、耐用時間10年と優れた性能を持つ。メンテナンスの面でも、従来品は現地検査が必要だったが、再生バッテリーは遠隔で劣化の予兆を把握でき、より適正な取替え計画が立てられるという。

4月以降、常磐線・水戸線の踏切約10カ所に試行導入し、実設備での効果を見極めた後、さらなる導入拡大をめざす。踏切保安装置での検討を踏まえ、無線通信装置や駅設備など、踏切以外の電源装置への活用も検討するとしている。