女優の中村ゆりかが、カンテレのスペシャルドラマ『エージェントファミリー~我が家の特殊任務~』(3月21日深夜放送 ※関西ローカル)に主演することが23日、明らかになった。本格アクションに初挑戦する。

  • (左から)真飛聖、中村ゆりか、小市慢太郎

このドラマは、某国の新米スパイが主人公のアクションコメディー。中村が演じるのは、小市慢太郎演じる父・俊夫、真飛聖演じる母・しのぶと暮らす、佐藤家の一人娘・みなみだ。一見ごく普通の家庭に見える佐藤家だったが、俊夫は諜報工作、しのぶは狙撃、みなみは格闘術に秀でたスパイとして日本に潜入した、血のつながりのない疑似家族だという大きな秘密を抱えて暮らしている。

脚本は『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』『幽かな彼女』の古家和尚氏、監督は『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』の白木啓一郎氏が担当。

『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(読売テレビ)での怪演が話題となったが、今回みなみという特殊な背景を持ち、コミカルな面もシリアスな面もある役どころについて、中村は「任務と人情の葛藤が視聴者の方の心にも響くようにできたらいいなと思います」とコメント。また、来年の撮影に向けて、この秋から中村は激しいアクション訓練に取り組んでおり、「小さくてもしっかり力強いところを見せられるように頑張ります!」と意気込んだ。

追加キャストは後日発表。また、仮想ライブ空間「SHOWROOM」では、このドラマへの出演権をかけたオーディションが現在行われている。

中村のコメントは、以下のとおり。

――こういった激しい格闘シーンは初めてですが、以前からアクションに興味はありましたか?

アクションは本当にずっと興味がありました。『キャットウーマン』『バイオハザード』『トゥームレイダー』といった作品に出てくるかっこいい女性にはやっぱり憧れます。

――実際に格闘術の練習をして、現在の手応えや感想を教えてください。

初めての格闘術を練習して、最初は本当に体が追いついて行くのに必死な状態でした。アクション監督や監督から抜かりなくご指導していただいていて、今はどうしたら自分がかっこよく見えるのかをイメージすることができるようになりました。もう少し練習の時間をいただけるので、そこでもっと力強さを身につけていきたいです。

――特殊な設定で、コメディもシリアスも混在する難しい役どころですが、みなみという役をどう演じていきたいですか?

人を倒す任務に従わなければいけないのですが、時には人を思いやる心を持てるのがみなみの人柄です。任務と人情の葛藤が視聴者の方の心にも響くようにできたらいいなと思います。

――撮影に向けて意気込みなど、メッセージをお願いします。

アクションのお芝居のお話が私にいただけるなんて想像もしていなくて、本当に驚きました。性格も体格も機敏に動けるアクションからかけ離れていると思うのですが、イメージを覆せるよう練習を頑張ります。小さくてもしっかり力強いところを見せられるように頑張ります!