女優の池脇千鶴が主演する東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『その女、ジルバ』(1月9日スタート、毎週土曜23:40~)の追加キャストとして、女優の草笛光子、江口のりこらの出演が発表された。

  • 草笛光子(左)と江口のりこ=東海テレビ提供

池脇演じる“40歳負け組”の新が「変わりたい!」と飛び込む“40歳未満お断り”の超高齢熟女BARのママ・久慈きら子を演じるのが、芸能生活70周年の草笛。一方の江口は、新が働く倉庫のチームリーダー・浜田スミレを演じる。

さらに、超高齢熟女BARで、草笛ママとともに軽快トークとパワフルなダンスでおもてなしをする面々に、品川徹、中田喜子、中尾ミエ、久本雅美、草村礼子の出演が決定。さらに、新の同僚で、左遷された会社員役に、真飛聖、山崎樹範も決まった。

草笛と江口のコメントは、以下のとおり。

■草笛光子
今回出ているホステスさんはみんな高齢で、そこが面白いと思いました。バーはだいたい若い人が「いらっしゃい」とかやるでしょ?でもうちのお店はだいたい40、50、60代で、私は最高齢の80代です。珍しいホステスだらけです。
人生半ばまで生きてきた女性のホステスですから、会話だって普通じゃないと思います。あたたかくて大きくて、包み込んでくれるような、いろんなことができるなと思って、お引き受けしました。
私、漫画は普段は読まなくて、読み方も下手なのですが、この原作は一気に読みました。元気いっぱいで一生懸命で明るくて、来た人を楽しく包み込めるようなバーになれるのではないかと思っています。私が演じるきら子は、戦前戦中、戦後と人生山あり谷あり生きてきた女性。そこは私と同じなので、上手く出せたらと思っています。
主演の池脇さんとは初めての共演なんですよ。もうとにかくしっかりした方だと伺いました。これから手を取り合って、どうやってあの若い彼女の人生と、ここまで年取ってきた人生がかみ合って面白いか、感動するか…。まぁ、任せておいて(笑)
どうぞこの時間、うちのバーへお遊びにいらしてください。きっと、おかしいことが起こります。

■江口のりこ
私は台本の前に原作を先に読んだんですが、すごい面白かったです。原作は40歳の女の人の成長する話だけじゃなく、歴史のことも描かれてるので、とても大きなお話で、これをドラマにするというのは大変な作業になるんじゃないかなと思いました。
私の演じる浜田スミレは、原作とは少し違うキャラクターになっていて、もしかしたら私のイメージに少し近づけてくださっているのかな?という印象を受けました。ぶっきらぼうで人に対して冷たい印象に見られるスミレですが、自分の仕事を一生懸命愛している部分はちゃんと表現したいと思っています。
主演の池脇さんとは10年以上に前に映画(2003年『ジョゼと虎と魚たち』)でご一緒したきりでしたので、今回お会いできてとてもうれしかったです。池脇さんが主役で連ドラをされるのはとても珍しいことですので、まずそこが自分にとって面白いことだなと。今回の現場のワクワクする要因のひとつでもあったので、池脇さんとお会いした時には素直にうれしかったです。
『その女、ジルバ』の現場はみんなが頑張って撮影に臨んでいます。面白くなると思いますので、ぜひご覧ください。

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