出会いがあれば、それと同じだけ別れがあります。社会人になると「退職」という形での別れも少なくありません。そこで悩みとなるのが“退職者をどのように送り出すのか”という点です。

特にメッセージは悩みの種になってしまいがちです。本記事では、退職者へのメッセージの書き方をご紹介します。

  • 「退職メッセージ」どう書いてる? 上司や親しくない同僚に送れる例文を紹介

    「退職メッセージ」どう書いてる? 上司や親しくない同僚に送れる例文を紹介

退職者へのメッセージ作成のコツ

いきなり「退職者へメッセージを」と言われると、何を書けばいいのかわからなくなってしまうものです。親しい友人や家族が相手でも、いざ文章でメッセージを送るとなると、ちょっと頭を悩ませてしまうことになります。

ましてや相手が仕事関係になると、より慎重に文面を考える必要があるでしょう。ここでは、退職者へのメッセージを作成する際のポイントをご紹介します。

相手との関係性を考える

退職者へのメッセージを書く上で最初に考えなければならないのが相手との関係性です。相手が上司なのか部下なのか、また立場の近い同僚であっても年上なのか年下なのかによってもふさわしい送別メッセージは異なります。まずは相手との関係性をしっかりと整理しましょう。

どのようなシーンで送るメッセージなのか

メッセージを送るシーンも考える必要があります。会社内なのか、それとも送別会なのかだけでもふさわしいメッセージの内容は長さは変わってきます。シーンに合わせてうまく選ぶようにしましょう。

退職の理由もポイントに

退職の理由も人によって異なります。今日では終身雇用制度もゆるくなり、働き方は大きく変化しています。そのため、定年退職のみでなく、さまざまな理由で退職していく方が増えました。

送別メッセージを作成する上で特に重要となるのが、退職の理由がポジティブなのかネガティブなのかという点です。

定年退職や自身のキャリアアップのための転職などであれば、比較的ポジティブな理由にあたりますので、メッセージに盛り込むことができます。逆に、家庭の事情などネガティブな理由での退職の場合は、できるだけメッセージに盛り込むべきではありません。

退職者に伝えたいことをまとめる

具体的にメッセージを書き始める前に、しっかりと退職者に伝えたいことをまとめておきましょう。そうすることで、自然とメッセージに盛り込むべき内容が見えてきます。

簡単な箇条書きでもいいのでメッセージに込めたいこと、伝えたいことをしっかりとまとめた上で書き始めるようにしましょう。

  • 退職者へのメッセージ作成のコツ

    相手との関係性をしっかり整理するのがポイントです

退職者へのメッセージの書き方【関係性別】

ここからは相手との関係性別に具体的な退職メッセージの書き方についてご紹介していきます。退職メッセージをどう書けばいいのかわからないという方は参考にしてみてください。

上司への送別メッセ―ジ

上司へのメッセージの場合、感謝の言葉をしっかりと加えることが重要となります。定年退職する上司へのメッセージの例をご紹介しましょう。

大変お世話になりました。

ご指導いただきましたことは忘れません。

これからは健康に気をつけて第二の人生を楽しんでください。

続いて、転職する上司へのメッセージの例です。

長い間、ご指導いただき、ありがとうございました。

今後は新天地での益々のご活躍をお祈りしております。

ポジティブな理由での転職の場合、その理由を加えるパターンもおすすめです。

同僚への送別メッセージ

同僚へのメッセージも基本的には上司へのメッセージと同じパターンをそのまま使うことができます。長く一緒に仕事をしてきた同僚であれば、しっかりと感謝の言葉を伝えることが大切です。転職する同僚へのメッセージの例をご紹介しましょう。

いつも同僚としてサポートしていただき、ありがとうございました。

○○さんが新天地で益々活躍できることを祈っています。

しっかり感謝と同時に、相手の今後の幸せを祈っているといった言葉を加えると喜ばれるメッセージになります。

部下への送別メッセ―ジ

部下や後輩へのメッセージでポイントとなるのは、今後につながるものを意識することです。

○○さんがいなくなってしまうのは私達にとって大きな痛手ですが、新たな職場でのさらなる活躍を期待しています。

今後の活躍、飛躍を期待しているというメッセージをしっかりと込めるようにしましょう。また、直属の部下やキャリアの近い後輩などの場合、もう少しカジュアルなメッセージを込めるのもいいでしょう。

○○さん、今までお疲れさまでした。

新天地ではまた大変なこともあるかもしれませんが、○○さんなら大丈夫だと思っています。

今後は直接的なサポートはできませんが、時々食事にでも行きましょう。

親しい間柄であれば、今後の関係について触れることによってより良いメッセージになります。

親しくない上司への送別メッセ―ジ

親しい間柄であれば、比較的メッセージも書きやすいものですが、あまり親しくない場合、何を書けばいいのかわからなくなってしまいがちです。あまり親しくない上司へのメッセージの場合、相手に失礼にならないように形式張ったものが無難です。

長い間お疲れさまでした。○○さんの今後の人生が益々幸せなものになることを願っております。

上司とは言っても直接指導を受けたことがない、あまり面識がない相手の場合、あまり強く感謝のメッセージを入れてしまうとわざとらしくなってしまいますので注意しましょう。

親しくない同僚・部下への送別メッセ―ジ

あまり親しくない同僚や部下、後輩などへのメッセージも難しいものですが、こちらはあまり堅苦しくならないように注意しましょう。

○○さん、お疲れさまでした。次の職場でも頑張ってください。

あまり関わりがない人の場合、やはり感謝を入れすぎるのではなく、今後も頑張ってください、といった内容を盛り込むのがおすすめです。

  •  退職メッセージの書き方【関係性別】

    相手が誰であっても自分の気持ちをしっかりと形にすることが大切です

短くシンプルな退職者メッセージ

退職者へのメッセージにもさまざまな形があります。場合によってはより短くシンプルなメッセージを作成しなければならないケースもあるでしょう。

ここではより短いメッセージの書き方についてご紹介します。

寄せ書きでの退職メッセージ

寄せ書きの場合、あまり長いメッセージを書くことはできません。相手に対して伝えたいことをしっかりと絞り込みましょう。特に、相手がお世話になった上司や先輩などの場合、感謝に絞るのが無難です。

「長い間、ご指導ありがとうございました」など、シンプルに感謝の気持ちを伝えることを意識しましょう。

同僚や部下、後輩などへのメッセージの場合、感謝よりも今後の活躍を祈るといった内容に絞り込むのがおすすめです。「新天地での益々の活躍を祈っています」「新しい職場でも頑張ってください」といった内容がいいでしょう。

プレゼントに添えて送る退職メッセージ

退職者に感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈るというケースもあるでしょう。

しかし、モノだけを送るのは味気ないので、短いメッセージを添えるのが一般的です。この場合も寄せ書きと同様に伝えたいメッセージを絞り込むようにしましょう。

上司であれば「感謝」を、同僚や部下であれば「今後の展望」を意識したメッセージにするのがおすすめです。特にお世話になった上司や先輩に贈るのであれば、短いメッセージではなくちょっと長めの手紙にするのもいいでしょう。ここでも、相手との関係性をしっかりと整理した上でメッセージを添えることが大切です。

  • 短くシンプルな退職者メッセージ

    短いメッセージであっても、しっかりと相手への気持ちを込めるようにしましょう

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退職者への送別メッセージは案外難しく、いつも頭を悩ませているという方も多いのではないでしょうか。しかし、相手との関係性を整理するだけで伝えるべき内容をしっかりとメッセージにすることができます。

相手に伝えたいことをしっかりとピックアップした上で、相手に伝わる送別メッセージを作るようにしましょう。