映画『きみの瞳が問いかけている』の特別授業in青山祭が8日に東京・青山学院大学で行われ、吉高由里子、横浜流星、佐藤達郎が登場した。

  • 横浜流星

    横浜流星

同作はチャールズ・チャップリンが監督・脚本・主演を務めた『街の灯』にインスパイアされ、韓国で2011年に公開、130万人以上の観客動員数を記録した映画『ただ君だけ』を原作とした純愛映画。不慮の事故で視力と家族を失ったが、小さな楽しみを糧に明るく日々を送る明香里(吉高)と、将来を有望視されていたキックボクサーだったものの現在は心を閉ざした青年・篠崎塁(横浜)の物語を描く。

青山祭の特別講義として行われた同イベントでは、29名の学生がリモートでつながる。横浜は学生に「運命の出会いを信じているか」と質問すると、8割ほどの学生が「信じている」という回答で、「多くてびっくりしましたね。最近の学生さんは達観しているイメージがあったので、そういう風に思ってる人がいるというのは嬉しいです」と喜んだ。

また、学生から「教師になるか、就職するか悩んでいる」という相談を受けると、横浜は「僕も高校3年生のタイミングで大学に進学するか、格闘技の道に進むか、芸能界に行くか、3つの選択肢があって、どれも悩んでたんです」と自身の経験を明かす。「でも、自分がやりたいことはなんなのかと考えたら、作品をつくったりお芝居をすることだったんです。親に相談して、『お芝居をしたいからこの道に進んでいい?』と聞いたら『選んだ道を進んだらいいよ』と言ってくれて、今ここにいるので、いろいろ迷ってどっちもやるのもいいし、やりたい道に進んで欲しいなと思います」とエールを送った。

フォトセッションでは、青山学院大学マスコットキャラのイーゴ君が登場し、横浜とハイタッチする一幕も。視界が狭いのか、なかなか求められる方向に目線を送れないイーゴ君を、横浜が優しく誘導していた。