吉高由里子と横浜流星がW主演を務める映画『きみの瞳が問いかけている』(10月23日公開)のメイキング写真が7日、公開された。

  • 左から三木孝浩監督、吉高由里子、横浜流星

    左から三木孝浩監督、吉高由里子、横浜流星

同作はチャールズ・チャップリンが監督・脚本・主演を務めた『街の灯』にインスパイアされ、韓国で2011年に公開、130万人以上の観客動員数を記録した映画『ただ君だけ』を原作とした純愛映画。不慮の事故で視力と家族を失ったが、小さな楽しみを糧に明るく日々を送る明香里(吉高)と、将来を有望視されていたキックボクサーだったものの現在は心を閉ざした青年・篠崎塁(横浜)の物語を描く。

今回解禁となった写真は目が見えないという難役に挑む吉高と入念なやりとりをする三木孝浩監督を写した1枚や、物語の重要なシーンとも呼べる海岸のシーンで横浜へ演出する姿を捉えたもの。

本作のメガホンをとる三木監督と吉高は『僕等がいた』以来8年ぶりの再タッグとなり、吉高は「三木監督とは、迷っていること、これは違うかもしれないなと感じたことなど、お互いになんでも話し合える間柄で、それはありがたいことだと思っています。すぐに走ってきては『こういう感じ』と微妙なニュアンスを直接伝えてくださるので、大変わかりやすかったです。演じる側、観る側の気持ちを理解して、温もりのある演出をされる、心から信頼できる監督です」と三木監督への思いを表す。

今回が初となる三木組へ参加した横浜も「一つのシーンを、いろいろな角度からたくさん撮ることによって、その場面の登場人物たちの心情を大事に作ってくださる監督で、ご一緒していて非常に心強かったです。現場でも様々なアドバイスをくださっていたのですが、言われたことをただそのまま形にするのではなく、監督が何を求めているのか自分なりに解釈して、塁の気持ちを見つめながら演じるようにしました」と信頼を明かす。 

三木監督は「今回はメイン2人の物語になりますので、特に重視したのは彼らの距離感です。最初に出会った時から、ラストへ向けてどう変化していくか。物語の流れに沿った順撮りではないので、シーンが変わる度に2人と確認し合いました」と語った。