女優の吉高由里子が、10月スタートのTBS系日曜劇場『危険なビーナス』(毎週日曜21:00~)に出演することが2日、明らかになった。俳優の妻夫木聡が演じる主人公・伯朗を翻弄する謎の美女・楓を演じる。妻夫木と吉高は初共演となる。

  • 吉高由里子(左)と妻夫木聡

原作は、東野圭吾氏による同名小説。主人公が弟の失踪事件をきっかけに、巨額の遺産をめぐる謎に挑むミステリー作品だ。

このたび、主人公・手島伯朗を演じる妻夫木に続き、吉高の出演が決定した。TBS連続ドラマへの出演は2019年4月期に放送された主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』以来となる。吉高が演じるのは、伯朗の前に突然現れる謎の美女・矢神楓(やがみ・かえで)。伯朗の「弟の妻」だと名乗り、突然失踪した夫・明人を一緒に捜して欲しいと伯朗に願い出る。

伯朗にとって明人は異父弟。母が名家「矢神家」の御曹司と再婚してから生まれた弟だ。母の死後、伯朗は矢神一族とは疎遠になっていた。矢神の血を引く明人は、総額30億とも言われる遺産の相続権を持つ。現当主が危篤状態に陥ったことで、遺産を狙う親族の誰かがさらったのではと楓は疑っているという。困っている女性を放っておけない伯朗は、楓と共に明人の行方を追うことになり、巨額の遺産が絡んだ矢神家の争いに巻き込まれていく。そんな中、伯朗は「弟の妻」である楓の魅力に次第に惹かれていき・・・。

吉高、妻夫木、プロデューサーのコメントは以下の通り。

■吉高由里子
妻夫木さんが日曜劇場に出演されるのが16年ぶりと聞き、そのような作品で初めてご一緒させていただけることをとてもうれしく思います。妻夫木さん演じる伯朗と楓のやり取りも、ドラマならではのテンポの 良い会話劇になると思います。その中で、2人の距離がどのように縮まっていくのか楽しみに見ていただけたらうれしいです。
ドラマで描かれる楓は、原作よりも少し人間味のあるキャラクターになっていると思います。勝気な部分もあれば怯えることもあったり・・・。いろんな表情を持っているので緩急つけて演じていければと思っています。その一方で謎めいている部分もあるので、「怪しい?」「怪しくない?」と見ている方にも伯朗と同じように揺れ動きながら見ていただければうれしいです。
一話一話の展開が早く、毎週見逃せないストーリーになっています。見た後は「来週の放送早く来い~!」と思っていただけるドラマになるよう、妻夫木さんはじめ、他キャスト、スタッフの方々と精一杯撮影に取り組んでいきたいと思います。

■妻夫木聡
最初に台本を読んだ時から、吉高さんが楓を演じている姿がすごく想像できていました。普段は明るくて人懐っこいイメージの吉高さんが楓を演じる中で見せるちょっとマジになった時とのギャップは、とても魅力的だと思います。原作でも描かれている「捉えどころのない雰囲気」に加え、ドラマでは楓のチャーミングな部分も出てくると思うので、僕自身も楽しみにしています。伯朗と楓のコミカルなシーンでは、テンポの良い掛け合いをお見せしたいと思っています。

■橋本芙美プロデューサー
タイトルにもなっているように、この作品はヒロインが重要な鍵を握っています。その楓役を吉高由里子さんが演じてくださることが決まった時、最高に魅惑的でみんなを惹きつける今までにないヒロイン像になるだろうと確信して、物凄くワクワクしました。
楓は、主人公・伯朗の「弟の妻」と名乗りながら怪しさでいっぱいです。天真爛漫な笑顔を向ける時もあれば、突然鋭い眼差しになったり、伯朗に甘えたり、怒ったり、時には涙を見せたり・・・どれが本当の顔なのか最後までわかりません。8月下旬から撮影がスタートしましたが、吉高さん演じる楓の、その一つ一つの表情が非常に魅力的で、同時にミステリアスさをどんどん醸し出しています。
妻夫木さんと吉高さんのかけ合いからも目が離せません! 楓は本当に「弟の妻」なのか? 伯朗と一緒にハラハラドキドキしてほしいと思います。ぜひ、お楽しみに!

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