俳優の三浦翔平が主演するFODのドラマ『時をかけるバンド』(19日スタート、毎週水曜12:00最新話配信)に、話題のクリエイター陣が集結する。

  • 『時をかけるバンド』メインビジュアル=フジテレビ提供

ミステリアスで自称未来からやってきた音楽プロデューサーの亮(三浦翔平)が、女の子3人(白石聖、長井短、大原優乃)のガールズバンドをプロデュースし、彼女たちをスターダムに導いていく同ドラマ。

脚本は、『伝説のお母さん』(NHK)、『40万キロかなたの恋』(テレビ東京)などを手がけ、映画『僕の好きな女の子』(8月公開)では監督も務めた玉田企画・玉田真也氏。さらにはドラマ『腐女子、うっかりゲイに告る。』(NHK)を手がけた劇団ロロの三浦直之氏も参加。ほかにもドラマ『ぼくは麻理のなか』(フジテレビ)、『コーヒー&バニラ』(MBS)を手がけた下田悠子氏や、『世にも奇妙な物語'17深夜の特別編「SON-TAKU」』を始めとして、ドラマの脚本家として活躍する一方、コントユニット「大人カフェ」を結成するなど芸人としても活動している「伊達さん」(ペンネーム)が、脚本家チームに参加している。

玉田氏は「3人の女性の、全く噛み合わない、というか、噛み合わないことで噛み合っているという変てこな関係性を面白がっていただければと思います。よろしくお願いします」、三浦氏は「あの夏の名作に触発されて4話のシナリオを書きました。サイダー飲んだりスイカ食べたり夏を感じながらみてもらえたら幸いです」と語っている。

  • 玉田真也氏

  • 三浦直之氏

オープニング主題歌「オレンジ」、エンディング曲「pray」を歌うのは、先日新ボーカル石野理子を迎えて初のフルアルバムをリリースした4人組バンド・赤い公園。

「楽曲というものについて、ふと、生き物のようだと感じる時があります。一曲一曲が、人を伝い、時を越え、生きていく姿を信じているからだと思います。今日のライブが二つと無いように、いつ、誰が、どう鳴らすかというロマンはバンド活動の大きな醍醐味です。この作品の歌は、赤い公園の曲であり"ちゃあはん"の曲。お互いバンドで、オリジナルに響かせよう」とコメントした。

  • 赤い公園

さらに、劇中でのタイトルバック、バンドジャケットのデザインを、多様な女の子の姿を描き、SNS世代から支持を得ているイラストレーター・古塔つみ氏が手がけるなど、各方面から話題のクリエイターがドラマを盛り上げる。

  • イラスト

ドラマの配信開始と合わせて『時をかけるバンド』のコミック化も決定(FODで19日から独占先行配信)。ドラマの脚本を参考にしながら再構成したもので、『猫が僕に教えてくれたコト』(comico)などの作者である矢尾なおや氏が作画を担当した。

矢尾氏は「ドラマを見てすっかりファンになってしまい、コミカライズさせていただけることに感謝しております。ドラマのイメージを壊さないように、かつキャラクターたちの魅力を掘り下げてコミックならではのオリジナリティも出るように作っています」と話している。

  • コミック表紙