JR九州と西日本鉄道は29日、大牟田市と協力し、両社の観光列車「A列車で行こう」「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」が初コラボした1日限りの特別な大牟田日帰りツアー「炭都大牟田の近代化産業遺産を巡る旅」を9月10日に実施すると発表した。

  • JR九州「A列車で行こう」

  • 西日本鉄道「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」

JR九州の「A列車で行こう」、西鉄の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は、それぞれ沿線地域の魅力発信を目的として運行している。今回のツアーでは、両社の結節点であり、さまざまな近代化産業遺産を楽しめる大牟田市を盛り上げたいという共通の思いにより、実施することになった。

1日で両社の観光列車に乗車でき、「A列車で行こう」では大牟田の老舗料亭「新みなと」の特製弁当、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」では車内のピザ窯で焼いた、できたてのピザや沿線選りすぐりの食材を使用したコース料理を楽しめる。大牟田駅では両社の観光列車が同時発着し、並走シーンを見られる可能性があるという。

  • 石炭産業科学館

  • 宮原坑

  • 三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)

大牟田市内観光では、石炭産業科学館や宮原坑を見学し、日本の近代化に大きな役割を果たした炭鉱の町の歴史・文化に触れることができる。三井化学の協力により、5月まで現役で活躍していた三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)の特別ツアーも実施。普段は見学できない宮浦駅や機関庫を見学できる。

ツアーは西鉄福岡(天神)駅から出発するAコースと、JR九州の博多駅から出発するBコースがあり、どちらも実施日は9月10日。なお、GoToトラベル事業の活用により、旅行代金2万5,900円から支援金7,000円を引いた1万8,900円が支払額となる。7月29日9時15分から、クラブツーリズム九州旅行センターにて販売開始する。