JR北海道は16日、北海道が新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言の対象地域となったことから、札沼線北海道医療大学~新十津川間の最終運行日をさらに繰り上げると発表した。4月17日の新十津川駅10時0分発の列車が最終運行となる。
札沼線北海道医療大学~新十津川間の最終運行に関して、JR北海道は4月15日、定期列車の最終運行を4月24日に行い、4月27日に沿線4町のみを対象とした「ラストラン運行」を行う予定と発表していた。
4月16日の国からの発表を受け、「大変残念でありますが、不測の事態に至ったと言わざるを得ず、さらに最終運行日を繰り上げます」とJR北海道。4月17日の新十津川駅10時0分発の列車を最終運行とし、以降の列車は運休に。4月18日以降も石狩当別~新十津川間の全列車(北海道医療大学駅始発・終着の列車を除く)が運休となる。4月27日に予定していた沿線4町のみによる「ラストラン運行」も中止が決まった。
あわせてJR北海道は、「『緊急事態宣言』により対象地域を中心に外出自粛の要請が出ていることを十分ご理解いただき、町外からのご乗車、来駅、沿線での写真撮影等をお控えくださいますよう、重ねてお願い申し上げます」と発表している。