JRグループは14日、今年のゴールデンウィーク期間(4月24日から5月6日まで13日間)における指定席予約状況を発表した。JR6社合計の予約可能席数1,106万席(前年比90%)に対し、4月13日の時点で予約席数は47万席(前年比10%)にとどまり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響が顕著に表れた結果となっている。

  • 4月13日の時点で、東海道新幹線は予約可能席数461万席に対し、予約席数は18万席で前年比9%の予約状況だという

JR東海はゴールデンウィーク期間中の東海道新幹線に関して、予約可能席数461万席(前年比99%)に対し、予約席数は18万席(前年比9%)と発表。JR西日本は山陽新幹線の定員約234万2,200席(前年比95%)に対し、予約席数は約9万3,000席(前年比8%)と発表した。在来線特急列車も大幅に減少し、JR東海・JR西日本ともに前年比11%の予約状況となっている。

JR九州も九州新幹線の予約可能席数約36万5,000席(前年比90%)に対し、予約席数は約2万席(前年比11%)。在来線特急列車(長崎本線・日豊本線)は予約可能席数約21万9,000席(前年比62.3%)に対し、予約席数は約1万1,000席(7.3%)となり、「発足以来、過去最低の実績」「緊急事態宣言の発表前から厳しい予約状況でしたが、発表以降はキャンセルが相次ぎ、予約席数が減少しております」と説明する。JR四国は指定席の提供席数約14万5,000席(前年比78.9%)に対し、予約席数は約8,400席(前年比12.8%)となった。

JR東日本は新幹線の予約可能席数249万席(前年比77%)に対し、予約席数は13万席(前年比9%)。在来線の予約可能席数178万席(前年比93%)に対し、予約席数は5万席(前年比15%)と発表。JR北海道は新幹線における指定席の提供席数23万8,290席(前年比88.4%)に対し、予約席数は8,514席(前年比9.8%)。在来線における指定席の提供席数9万5,654席(前年比55.9%)に対し、予約席数は8,698席(前年比15.6%)と発表した。