俳優の岡田健史が主演するフジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『いとしのニーナ』(今春配信予定)の主題歌を、17歳のラップアーティスト・さなりが担当することが決まった。

  • (左から)岡田健史、さなり、堀田真由=フジテレビ提供

楽曲タイトルは「Hero」で、ドラマ用に書き下ろされたもの。物語の世界観とさなりの恋愛観を書きつづった切なさがあふれる一曲で、さなりは「『いとしのニーナ』の原作を読み、複雑なストーリーを自分なりに受け止めて、登場人物それぞれに伝えたいメッセージがある、と思ったのでそこを崩さないようにかっこよく書きました! 書き下ろしで曲を書くのは初めてのことでしたが、こういった形で曲を作っていくのは面白かったし、自分が好きだと思える作品に携わることができてうれしかったです!」とコメントしている。

さらに、さなりは露天商役としてドラマへのカメオ出演も。岡田と堀田真由が演じる厚志とニーナの大切なデートシーンに登場する。さなりは2人より年下でもあり、本業ではない役者の仕事ということで最初はかなり緊張していたが、撮影後には堀田からバレンタインの手作りお菓子を直接もらい、うれしそうにしていた。

フジテレビの鹿内植プロデューサーは「『いとしのニーナ』は今を生きる高校生たちのお話ですから、その時代をリアルに切り取り、伝えることができる人は誰だろうと考えました。そこで、まさに17歳で言葉のひとつひとつに説得力をもたせることのできる、さなりさんにお願いしたいと思いました。事前に企画意図は伝えていましたが、ご本人が何度も何度も台本を読んでくださったと聞きました。初めて曲&歌詞があがってきて確認させていただいた時は本当に、大袈裟でなく震えたんです」と回想。

そして、「『いとしのニーナ』はただのラブストーリーではなく、友情、人間としての成長、葛藤、絆など多くの要素が含まれた作品です。その難しい複雑な感情を本当に上手く表現してくださり、とにかくかっこいい。この素晴らしい主題歌を頂いたのですから、ドラマが盛り上がらないわけがありません!」と期待を語った。

(C)いくえみ綾/幻冬舎コミックス