俳優の岡田健史が、フジテレビが運営する動画配信サービス・FODの連続ドラマ『いとしのニーナ』(今春配信予定)に主演することが6日、明らかになった。

  • 原作の外山厚志(左)と岡田健史=フジテレビ提供

同作は、いくえみ綾氏の同名漫画が原作。幼なじみが起こしたある拉致事件をきっかけに、憧れの美少女・ニーナのボディーガードをすることになった高校生・厚志の不器用だけど純粋でまっすぐなラブストーリーで、主に10代を中心とした読者層に話題となった。

岡田演じる主人公の高校生・外山厚志は、親友のマサが起こしたニーナ拉致事件に呆れながらも、とっさにニーナを助けた結果、彼女のボディーガードをすることに。事件の主犯格である牛島に怯えながらも、心に傷を負ったニーナの力になりたいと、思ううちに恋心を抱くようになる。

今作で初の“ヘタレキャラ”に挑む岡田は「主演という大役を授かりとてもうれしいのと同時に身が引き締まる思いです。今作品は、いくえみ綾先生の作品を実写化したもので、原作に忠実に再現しつつ、我々スタッフ、キャスト一同でしか表現できないものを表出していますので、その中でダメダメ男子っぷりに注目していただけると幸いです。少女漫画界に君臨されるいくえみ先生の作品に参加できることがとてもうれしいです。皆さま、ぜひご覧ください」とコメント。

いくえみ綾氏は「フジテレビさんのFOD作品として『いとしのニーナ』をドラマ化していただくことになり、大変光栄でございます。少し昔の作品で、少し危険を孕む内容ではありますが、私の描きたかったことを忠実に脚本にしていただきました。岡田健史さんをはじめ、若い方たちに演じてもらうにあたり、ダメダメなキャラたちがどのように動いてくれるのか、楽しませてくれるのか、ドキドキさせてくれるのか、今からとても待ち遠しいです。たくさんの方々に観てもらえるとうれしいです。よろしくお願いいたします」と喜びを語った。

そして、プロデュースのフジテレビ・鹿内植氏は「恋愛、友情、家族の絆、妬み、克服、成長…。原作はそのバランスが絶妙で、映像化にあたりそこをかなり意識しながら、高校生らしいキラキラした勢いのある作品にしようと現在も制作しています」といい、「今まで正統派でまじめな印象が強かった岡田さんですが、今回はまだ10代で男として足りないながらもひとりの女性を本気で好きになり、もがきながらも成長していく人間味あるダメ男を演じてくれています。コメディの勘もよく、様々な表情を見せてくれるかわいらしい新たな岡田健史さんにも注目してください!!」と見どころを話している。