JR北海道は11日、新型コロナウイルス感染症の影響で旅行需要が大幅に減少していることから、在来線特急列車の減便や編成両数見直しを実施すると発表した。期間は3月23日から4月23日までだが、状況により期間を変更する場合もある。

  • 札幌~旭川間の特急「ライラック」も3月23日から減便

同社の発表によれば、利用者の大幅な減少を受け、3月2日から特急列車の増結を取りやめているとのこと。今後、3月23日から第1段階、4月6日から第2段階として、特急列車の減便を実施。一部の特急列車で編成両数見直しも行うとしている。

第1段階では、札幌~旭川間で特急「ライラック」「カムイ」を10本(上下各5本)、東室蘭~札幌間で特急「すずらん」を6本(上下各3本)減便。3月23日以降、札幌~旭川間を走行する特急「ライラック」「カムイ」「オホーツク」「宗谷」の運転本数は通常の計54本から計44本、東室蘭~札幌間を走行する特急「北斗」「すずらん」の運転本数は通常の計36本から計30本にそれぞれ減便となる。

第2段階では、函館~札幌間で特急「北斗」を4本(上下各2本)、札幌~帯広間で特急「とかち」を4本(上下各2本)減便。4月6日以降、函館~札幌間の特急「北斗」の運転本数は通常の計24本から計20本、札幌~帯広・釧路間の特急「とかち」「おおぞら」の運転本数は通常の計22本から計18本にそれぞれ減便となる。

  • 特急「北斗」(3月14日のダイヤ改正に合わせ、現行の「スーパー北斗」から列車名を変更)は3月23日から自由席を減車。4月6日から指定席の減車に加え、運転本数も減便となる

編成両数見直しは「北斗」「おおぞら」で実施。両列車とも3月23日以降、自由席を通常の2両から1両に減車する。「北斗」は4月6日以降、指定席も1両減車。通常の指定席4両から指定席3両に変更される。