女優の吉田羊が主演を務めるドラマ『コールドケース3 ~真実の扉~』が2020年冬に放送されることが28日、明らかになった。

  • ドラマ『コールドケース3 ~真実の扉~』に出演する光石研、三浦友和、吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一(左から)

    ドラマ『コールドケース3 ~真実の扉~』に出演する光石研、三浦友和、吉田羊、永山絢斗、滝藤賢一(左から)

2016年、WOWOWがアメリカ国外向けとしては世界初となる日本版コールドケース『コールドケース ~真実の扉~』の制作と放送を手がけ大きな話題を呼んだ。オリジナル版でフィラデルフィアだった舞台を神奈川県に移し、吉田が神奈川県警捜査一課の中でチームを引っ張る主人公の女性刑事・石川百合役を好演。永山絢斗、滝藤賢一、光石研、三浦友和という個性的なチームメンバーと共に毎話、異なる未解決事件の真相を解明していく高品質なクライムサスペンスとして注目を浴びた。

2018年には続編となるシーズン2を放送。WOWOWのドラマ史上初となる全編8Kによる収録を敢行し、本作の醍醐味である過去と現在をつなぐ世界観を、最新技術を駆使した圧倒的な映像美で表現した。シーズン3となる今作では、吉田演じる石川百合が率いる神奈川県警捜査一課チームの結束力がさらに高まり、闇に葬られた悲しき事件の真実が次々と明らかになる。さらに今作では今まで語られることのなかった個々メンバーの物語も描かれるという。

本作で3たび主人公・石川百合を演じることになった吉田は「本当にうれしかったです。私にとってこの石川百合という役は自分の一部みたいなもので、彼女のその後の人生をまた演じたいなと思っていたので、今はワクワクしかないです。好きな役の人生を長らく生きられること、大切な作品を何度も演じられることは奇跡に近い幸福。叶えて下さったすべてのみなさまに心から感謝します」とコメント。さらに「今シーズンは攻めています。シリーズ化の難しさに身を焦がして挑戦している感じ。特に5人がシーズン1、2を経て絆を深めたからこそ、怖がらずにぶつかり合っている。絆がまた違う形に変化していく、そういうシーズン3になっている気がします。途中ハラハラする展開もあるかと思いますが、この5人の"今"を見ていただけたら嬉しいです」と見どころを語った。

また、「(5人が揃うと)うれしくて笑っちゃいましたね(笑)。変わることもあるけど、変わらないこともある、そんな成長した信次郎を今回お見せしたいです」(永山)、「シーズン1、2に負けず劣らずの台本とスタッフ、キャストの心意気を感じます。自分たちで上げ続けているこのハードル を、今回もチームワークで見事に飛び越えていきたいと思います」(滝藤)、「シーズン2が終わった時点で手応えがあって、次のシーズンがあることを確信していたので、実はさほど驚いたとか気負いとかなかったです。今回は5人のよりパーソナルな"私"の部分がこれまでよりも掘り下げられている感じがします」(光石)、「2年経っている気がしないし、なんか妙な感じがしました。また始まったなという感じです。良い作品になるんじゃないかと思います。今まで通りに面白いからぜひ見てください」(三浦)、と捜査一課のメンバーたちもそれぞれコメントを寄せている。