アイドルグループ・AKB48のメンバーが、「15年目の挑戦の一つ」として続々とYouTubeチャンネルを開設し、話題を呼んでいる。4月にグループを卒業する峯岸みなみが1月1日に開設し、すっぴん初公開が話題に。1月21日には村山彩希、岡田奈々、茂木忍、向井地美音による「ゆうなぁもぎおんチャンネル」、2月2日には柏木由紀の「ゆきりんワールド」がスタートした。

実際に始動してみて、メンバーはどのように魅力や手応えを感じているのか。TBS系音楽番組『UTAGE!』(16日18:00~20:54 『UTAGE! バレンタイン2日後SP~紅白愛の歌合戦~』放送)の常連メンバーとしても活躍している峯岸、柏木、岡田にインタビュー。また、3月18日に発売される57thシングルについても話を聞いた。

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    AKB48の柏木由紀、岡田奈々、峯岸みなみ(左から)

――メンバーのみなさんの個性を発信する場として、個別YouTubeが続々と開設されていますが、実際にやってみていかがですか?

岡田:私は4人のグループチャンネルということで、楽しくワイワイやらせてもらっています。どんどん撮って定期的にアップして、4人の仲の良さとAKB48の楽しさを知ってもらえるチャンネルにしたいと思います。

――峯岸さんはすっぴんも公開され、YouTubeへの気合いを感じました。

峯岸:すっぴんを出せばバズるってわかっていたので、気合いというよりは、お試し期間の助走という感じで、ここからまた、人とかぶらないような自分にしかできないことを探すのがすごい大変だなと思っています。

――プロデューサー的な視点ですごい考えられているんですね。

峯岸:卒業後は1人の力でどうにか立っていかなきゃいけないですし、YouTubeはうまくいけばたくさんの方に見てもらえると思うので。でも、まだまだ心細いので、卒業してからもみなさんにご協力いただいて、一緒に何かできたらいいなと思っています。

岡田:コラボしましょうよ!

柏木:一緒にやりたい!

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――実際に始めてみて、YouTubeの魅力を改めてどのように感じていますか?

岡田:YouTubeは携帯さえあれば見ることができて気軽ですけど、撮る側もそれと同じくらい気楽で、ダメだったら何度でも撮り直せるし、嫌なところはカットできる。いろんなことが自由で気負いせずに楽しめるので、いい意味で素が出せるコンテンツだなと、すごく魅力を感じています。

柏木:AKB48は人数が多く、一人ひとりの個性を知ってもらう機会が少ないなと思っていたので、そういう場を設けられるのはすごくいいなと思いますし、こういうことを知ってもらいたいっていうのを自分発信でできるというのが今の時代に合っているなと。私はAKB48に30歳までいるって宣言しているので、AKB48メンバーならではのことも発信していきたいと思いますが、とりあえずオシャレなことはしないっていうのだけ決めています。

――オシャレなことはしないというのはなぜですか?

柏木:自分の中で合わないなって。YouTubeを通して親近感を持ってほしい、本当の自分を知ってほしいと思っていて、オシャレなカフェに行くとか私はないので、そういうのではなく、ありのままの自分を知ってもらう機会にしたいなと考えています。

――峯岸さんはYouTubeの魅力をどう感じていますか?

峯岸:最近禁酒していて(卒業コンサートまで禁酒すると宣言中)毎日夜が暇で、いっつもYouTubeを見ているんですけど、見れば見るほどその人のことを好きになっていくなって。全然知らない子でも、1本見ていいなと思ったら、立て続けに関連動画も出てくるし、もともと知っていたんじゃないかっていうくらいの親近感を一方的に持てるので、テレビでの印象を変えられるきっかけになるんじゃないかなと思っています。

――テレビとは違う一面が見られる?

峯岸:バラエティだと声を張ったり、頑張ったり、毒を吐いたり、意識的にやっていた部分があるんですけど、そういうのを全部そぎ落として、等身大の、テレビだとそんなつまんないことを言ってもしょうがないだろうなって思うことも全部垂れ流しできるコンテンツだと思うので、頑張りすぎてないところに親近感を持ってもらえればいいなと思います。

――すっぴん公開も、ありのままの自分を、ということですね。

峯岸:そうですね。コンタクトとか入れたままにしようかなとか思ったんですけど、「コンタクト入っていたらすっぴんじゃありません」っていう声が出てくるじゃないですか。そういうのも含めてすべて出しちゃおうっていうのは、YouTubeならではかなと思います

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――57枚目のシングルについてもお話を伺わせてください。16期生の山内瑞葵さんがセンターに抜てきされ新鮮な印象を受けましたが、選抜メンバーの顔ぶれを見てどのように感じましたか?

柏木:1期のみいちゃん(峯岸)がいて、16期生もいて、1から16という数字を聞いただけでも、シングルを出すたびにAKB48の歴史を感じますね。そのときにしかできないAKB48のシングルを毎回毎回残せたらなという気持ちでやっていますが、また今回も新しいものが生まれそうな感じがしています。

岡田:卒業するみいさんにとって最後のシングルで、一緒に選抜として歌えるのも幸せですし、初センターの山内瑞葵ちゃんは同じチームで一緒に頑張っていて、いつも笑顔で頑張り屋さんで、ちょっと人見知りで心配な部分もある子なので、近くでサポートできるようにしたいなと思います。

――峯岸さんにとっては最後のシングルであり、7作ぶりの選抜入り。特別な思いがあるのではないでしょうか?

峯岸:今のAKB48の選抜の空気をあまり知らなくて、この間MV撮影をしてすごい新鮮だったんですけど、最後のシングルなので、若い子たちがセンターに立って頑張っている中で、自分にしかできないことを探して、楽しんで思い出を作りたいなと思いたいなと思います。

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――初センターの山内さんの魅力はどのように感じていますか?

柏木:すごく努力する子だなという印象で、あとから入ってくる子は、もともとあった曲をたくさん覚えないといけないんですけど、タイに一緒に行ったときに静かに泣いていて…。頑張ることが大変じゃない子なんだと思っていたんですけど、たぶん限界で、覚えられなくて、そこで急に泣いて、ギリギリの中で先輩に交じってやっていたんだなって。それを見てすごく愛おしいなと思いました。今回初センターですけど、あまり気負いせずにやってほしいです。

峯岸:私はこれまで関わりがなかったので、これから知っていくのが楽しみという目線なんですけど、とにかく無垢で、まだ何にも染まっていない感じがしています。センターになると顔つきも心持ちも変わると思うので、真っ白な状態からどういう風に変わっていくのか、近くで見られるのがすごい楽しみです。

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