2020年に引越、結婚、就職、転職など大きなイベントを控えている方は、方位にも意識を向けてみましょう。風水では、その年ごとに何をしてもうまくいかないすべて大大凶の方位があります。これから2月4日の立春を迎えるころまでには、運気も大きく切り替わっていきます。詳しく見ていきましょう。

思いがけない災いが降りかかる方位

2020年は、金のエネルギーが回座し、喜びを意味する年。喜ぶことは決して悪いことではありませんが、気が大きくなり、どこかフワフワと浮かれた気持ちになりやすい年とも言えます。最も注意したいのが「東」の方位です。自らの不注意により災いを呼ぶことになってしまう星「五黄殺」が「東」に位置し大大凶となります。

五黄殺の脅威は、破壊・腐敗です。行く先々でトラブルを生みますので、引っ越し、結婚、就職、転職など人生の大きなイベントには向きません。「東」へ出向くときは、羽目を外しすぎないように注意しましょう。短気を起こしやすい方位ともなります。気をつけましょう。調子に乗ることなく、謙虚に万事控えめな姿勢が、五黄殺のマイナスのエネルギーを遠ざけ、自身の身を守ります。

病気やけが、事故に注意の方位

2020年は、破壊・腐敗の「五黄殺」は「東」の方位。その向かい側となり、不測の災難に見舞われるとされる「暗剣殺」は「西」の方位です。五黄殺と同じく大大凶となります。五黄殺の殺気が、暗闇の中、鋭い剣となって正面から身に刺さるのですから、穏やかではありません。暗剣殺も引っ越し、結婚、就職、転職など人生の大きなイベントには向きません。

五黄殺は自ら招く災難ですので、自戒をすればある程度凶意は薄れるのですが、「暗剣殺」は自分がいくら注意しても、外からやって来るトラブルとなります。そのため予測ができず、ある日突然、病気やけが、事故などの形で現れます。

可能であれば、「西」へは動かない方がいいのですが、どうしても西へ動かないといけないときは細心の注意を払い、粗塩を携帯しましょう。塩は究極の陽のパワーを持ちます。災いの種となる暗い気を吸い取り、浄化してくれます

うまくいきかけても失敗に終わる方位

2020年の干支は「子(ねずみ)」。子の向かいとなる方位は注意が必要です。向かい側を対沖(たいちゅう)と呼び、五黄殺の向かいとなる暗剣殺のように殺気が生まれます。うまくいきかけていたことも途中で障害が起きる「歳破」となり凶です。「子」は「北」の方位となりますので、歳破は「南」です。縁談、ビジネスの契約ごとなどすべてに注意が必要です。

計画通りに物事が進まず、変更を余儀なくされるなど、ご縁が結ばれづらく破談となりやすい方位となります。人間関係も悪化しやすいのが特徴です。この方位は、焦りは禁物です。粘り強く、慎重に進めましょう。

どうしても凶方位を避けることができない場合は、すべての厄を祓うとされる恵方詣りもオススメです。2020年も凶意を祓い、幸運を引き寄せましょう。