WOWOWオリジナルドラマ×舞台プロジェクト『ワケあって火星に住みました~エラバレシ4ニン~』(1月24日スタート 24:00~)のトークイベントがこのほど、東京の日本科学未来館で行われ、ドラマと舞台に出演する三浦翔平、崎山つばさ、須賀健太が出席した。

  • 左から、須賀健太、三浦翔平、崎山つばさ

    左から、須賀健太、三浦翔平、崎山つばさ

ヒットメーカー・鈴木おさむが、ドラマの脚本と舞台の脚本・演出を手掛ける注目のプロジェクト。火星移住計画に選ばれた、年齢・性別・職業もバラバラの24人。6つのラボに4人ずつ分けられ、共同生活を営むことになるが、徐々に彼らの隠された秘密が炙り出されていく。ドラマ版は全6話のオムニバス形式で描かれ、仲村トオル、要潤、広末涼子、矢本悠馬、斎藤工、三浦翔平がそれぞれ主演する。

第6話主演の三浦は「初日にリハーサルを4時間やって、その後に本番の撮影に入って2日間回しっぱなし。映像作品だけれど舞台チックな撮り方で、自分にとって初めての試みでした。それだけに2日間の撮影が終わった後はぐったり。2日間という撮影期間もあり、共演者とも一致団結したと思ったらすぐに終わってしまいました」と濃密な収録を振り返った。

仲村トオル主演の第1話に出演する崎山は「撮影初日にリハをみっちりしたら、撮影前のその段階でやり終えた感があった」と笑いつつ、仲村ら共演者とは「初共演だったので、積極的に質問しました。過去に『ビー・バップ・ハイスクール』を役作りの参考にしたことがあったので、仲村さんにその話をできたのがうれしかった」と喜んだ。

要潤主演の第2話に出演する須賀は「僕らの回は特にアドリブが多かったようで、中でも小手伸也さんのアドリブが凄くて。アドリブの応酬の緊張感もあり、撮影が終わったときはぐったりしていました」と撮影の舞台裏を明かした。

過去に鈴木おさむ作品に出演している三浦は、今回の脚本について「一見ふざけているようで、真面目に描かれているので、それを演じるのはかなり大変でした。求められているものはわかるけれど、それをどう表現すればいいのかと」と苦労もあったよう。崎山は「4人の会話劇なので、セリフ量が多い。演じる上ではセリフをしっかりと覚えて、遊ばなければと思った」と心構えを吐露した。

鈴木おさむとは連続ドラマ『人にやさしく』以来17年ぶりにタッグを組む須賀は「再び呼んでいただけたことがうれしくて、成長したところを見せたいと思いました。でもあの頃の方が良かったと思われるのはイヤだったので、変なプレッシャーもありました」とラブコールに緊張の面持ちだった。

またドラマの内容にちなんで「火星には行きたい?」と聞かれた3人は、すかさず二つ返事かと思いきや「身の安全とかどうなの?」「食べ物とかは?」「地球からどれくらいかかるの?」とリアルに不安げ。須賀は「仲のいい4人で行くのもイヤだな。喧嘩しそう」と後ろ向きで、三浦も「片道切符はちょっと…嫌だな」と同感。崎山は「興味はあります」と前向きかと思いきや「半年かけて行って3日滞在して、そこからまた半年かけて帰ってこられるなら」と"三泊一年旅行"を希望し、3人とも異口同音に「火星には行きたくない」という結果に。すかさず三浦は「もしかすると今後、火星に行く人が実際にいると思うので、我々は今回のドラマを通してそういった方々を応援できれば」とエールを送る側を選択していた。

最後に放送と舞台化に向けて三浦は「WOWOWのオリジナルドラマと舞台が連動する試みは初めてで不安もあるけれど、ドラマを全話観て舞台を見るとすべてが完結する作りになっているので、ぜひ両方楽しんでほしい」とアピール。第1話に出演している崎山は、トップバッターということで「今年一番面白いドラマができました! 第一話は間違いなく面白いです!」と必死にPR。須賀は「ドラマの放送順とそれぞれのエピソードの時間軸はバラバラなので、全話観た後に時系列順に改めて観てもらうとまた違った面白さがある。さらに舞台を見るとドラマとのリンクも楽しめるはず」と両作品の視聴ポイントを伝授していた。