JR東日本、JR北海道、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州は6日、年末年始期間(2019年12月27日から2020年1月5日までの10日間)の利用状況について発表した。期間中、JR北海道は在来線の輸送障害などがあり、都市間輸送実績で前年を下回る結果となったが、他の5社は大きな輸送障害もなく、前年を上回る利用状況となった。

  • JRグループ6社が年末年始期間の新幹線・在来線特急列車の利用状況について発表

JR東海は東海道新幹線406万9,000人(前年比104%)、在来線20万5,000人(前年比102%)が利用したと発表。東海道新幹線の利用のピーク日は、下りが12月28日で27万4,500人(前年比91%)、上りが1月4日で31万3,300人(前年比111%)だった。

JR西日本は山陽新幹線194万人(前年比103%)、北陸新幹線33万人(前年比100%)、在来線85万人(前年比101%)が利用したと発表。長期休暇が取りやすい曜日配列であったことから、新幹線・在来線とも各線区で多くの利用があったという。山陽新幹線のピーク日は、下りが12月29日で13万7,000人、上りが1月4日で15万7,000人。北陸新幹線のピーク日は、下りが12月30日で2万3,000人、上りが1月4日で2万6,000人だった。

JR東日本は期間中の新幹線・在来線特急列車などの合計で455万2,000人(前年比102%)が利用し、近距離きっぷの発売枚数は前年比102.7%と発表。ピーク日は、下りが12月30日で33万4,000人、上りが1月4日で35万2,000人となっている。

JR四国は瀬戸大橋線で29万2,100人(前年比101%)、主要3線区で14万2,800人(前年比105%)が利用したと発表した。瀬戸大橋線の利用ピーク日は、下りが12月29日で2万人(前年比91%)、上りは1月4日で2万1,500人(前年比105%)だった。JR九州は九州新幹線(博多~熊本間)36万5,000人(前年比106%)、在来線(長崎本線・日豊本線)特急列車40万人(前年比100%)が利用したと発表している。

JR北海道は、北海道新幹線に運休がなく、期間中に7万人(前年比103%)が利用したと発表。在来線は12月31日に留萌駅構内でレール継目板に折損が発見された影響で普通列車10本が運休したほか、1月3日に新得~十勝清水間の踏切で列車と乗用車が衝突した影響で普通列車6本が運休となる輸送障害が発生した。期間中の運休本数は23本(対前年53本の減少)で、在来線利用者は23万6,100人(前年比95%)となった。