ABCテレビ・テレビ朝日系列にて放送中のTVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』より、これまで、本当の姿はおろか、声すらもわからなかったノットレイダーの統率者・ダークネストの正体が、13番目のスタープリンセス、へびつかい座のプリンセスだったことが明らかとなった。

そして、その声は園崎未恵が担当。ここでは、ダークネスト・へびつかい座のプリンセス役の園崎未恵から寄せられたコメントを紹介しよう。

◎園崎未恵のコメント
長く長く続くプリキュアシリーズ。出演させて頂くのは過去ピンポイントで二度、レギュラーとして関わらせて頂くのは初めてになりますが、いつでも、夢を描きつつもそっとわたしたちに寄り添い、背中を押してくれるようなエピソードに溢れていて、こうして参加させて頂けて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。ダークネストは名前の通り「闇の巣」。正体のわからない、姿形も性別も不明という敵役をどう演じるか、シリーズディレクター宮元宏彰監督から多くのディレクションを頂き話し合いながら、私自身手探りでスタートしたキャラクターでした。敵役のボスというアイコン的な形を取りながら、人が人それぞれ抱える“闇”をどう捉えていくかを、明るいお話の片隅でシリーズ前半からずっと考えていたという、寂しくも楽しい作業でした。みなさんは「へびつかい座」、ご存知でしょうか。
13星座占いなどで聞いたことがあるかと思いますが、今現在、地球から見た星空での太陽が通る道(黄道)にある星座のうちのひとつです。12星座のホロスコープが誕生した当時には黄道からは外れていた星座で、地球の自転軸の傾きでへびつかい座に太陽が通るようになって、新しい星占いといったような形である時期登場しましたが、あまり世の中には馴染まなかったといういわくのある星座です。実はダークネスト初登場の際に「ダークネストの正体はへびつかい座のプリンセスです。」と早々に衝撃の説明を受けてしまい、ダークネストは“ダークネストという存在”だと思っていたわたしは、びっくりしてしばらく言葉を失ってしまったのですが、へびつかい座のプリンセスが何故そうなったのか、イマジネーションの力をどうして忌々しいと思っているのか、お話を聞くにつれ、星座占いでのへびつかい座や、わたしの中で推察された“ダークネストの部下たちの姿が日本の妖怪を模して描かれている理由”が、今回のシリーズの根幹のテーマ『多様性』に一気に結びついて、ざあッと鳥肌が立ってしまったのを覚えています。と同時に、「なんてお役を頂いたんだ…」という責任感というか。あの感覚は、たぶん一生忘れないと思います。
このコメントをご覧頂いているということは、スター☆トゥインクルプリキュアもいよいよクライマックス、残すところあと数話となっていることでしょう。宇宙のプリキュア達の最後の戦いが始まります。未知なる宇宙は多様性のかたまり。人は星であり、人の心は星空という宇宙です。この一年で、たくさんの“星”と“星空”を見てきたひかる達を、どうぞ最後まで見届けてください。

TVアニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』は、毎週日曜日朝8時30分からABC・テレビ朝日系列にて放送。各詳細は公式サイト(東映アニメーション)にて。

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