エンワールド・ジャパンは11月7日、外資系・日系企業の正社員として働いている年収800万円以上の人を対象とした「副業」に関する実態調査の結果を発表した。調査期間は2019年10月1~7日、調査対象はエンワールド・ジャパンのサービス登録者で、有効回答は1,028人(外資系58%、日経42%)。

副業をしている人は約2割

  • 現在、副業のみで1年間にどれぐらいの収入がありますか

現在、副業をしているか尋ねたところ、約2割が「副業をしている」(外資系19%、日系22%)と回答。副業を行っている理由については、外資系・日系ともに「収入」(外資系62%、日経73%)が1位を獲得した。また日系と外資系で最もポイント差が大きかったのは「本業の専門性を活かして経験を積む・専門知識を極める」(外資系28%、日系41%)で、両者の間に13ポイントの開きがあった。

勤務先で副業が許可されている割合をみると、外資系では49%、日系では37%と、外資系の方が12ポイント高かった。

副業の内容は、外資系では「不動産投資」(25%)、日系では「コンサルティング・セミナー登壇・研修」(34%)が最多。副業のみの年収を聞くと、「100万円以上~499万円以下」(外資系35%、日系36%)が一番多く、次いで「10万円以上~49万円以下」(同19%、同30%)、「10万円未満」(同18%、同16%)と続いた。

副業をしていない人のうち、「副業をしたいと思う」と回答した割合は8割弱(外資系75%、日系77%)。「副業をしたいと思う」と答えた人に副業をしていない理由を問うと、外資系では「本業が忙しい・時間が作れない」(29%)、日系では「会社が禁止している」(43%)が最も多かった。