JR西日本広島支社は10日、芸備線全線運転再開日の10月23日に広島駅から備後庄原駅まで、観光列車「○○のはなし」車両を用いた団体臨時列車を運転すると発表した。

  • JR西日本の観光列車「○○のはなし」

「○○のはなし」はキハ47形2両編成を使用し、「西洋に憧れた日本(洋)、西洋が憧れる日本(和)」をコンセプトにデザインされた観光列車。通常は山口県内の山陽本線・山陰本線(往路は新下関駅から下関駅経由で東萩駅へ、復路は東萩駅から仙崎駅・下関駅経由で新下関駅へ)で運転されている。

芸備線の全線運転再開に合わせ、10月23日に運転される団体臨時列車は広島駅からから三次駅まで快速「みよしライナー」(キハ47形2両編成)と併結運転を行う。「みよしライナー」車両は自由席だが、「○○のはなし」車両は団体貸切となるため、一般客は乗車できない。三次駅からは「○○のはなし」車両のみ備後庄原駅へ。運転時刻は広島駅10時5分発・三次駅11時31分着・備後庄原駅12時16分着となる。

  • 芸備線で運転される団体臨時列車の編成

なお、団体臨時列車の併結運転に伴い、広島駅10時5分発の快速「みよしライナー」は運転時刻、停車駅、一部駅の乗車位置が変更となる。団体臨時列車の運転に合わせ、自治体によるセレモニーや沿線住民によるおもてなしも実施予定となっている。