JR西日本広島支社は24日、広島地区の山陽本線、呉線、可部線で9月1日に一部ダイヤ改正を実施すると発表した。夕方の時間帯に広島~五日市間の列車を増発するほか、一部列車の両数変更、利用状況に合わせた列車本数・時刻の見直しなどを行う。

  • 広島地区の山陽本線、呉線、可部線で9月1日に一部ダイヤ改正を実施

広島地区の山陽本線では、18~19時台に2往復4本の列車を増発。下りは広島駅18時10分発・18時45分発(ともに五日市行)、上りは五日市駅18時39分発(西条行)・19時8分発(呉線経由糸崎行。広島駅から「安芸路ライナー」)を新たに設定する。列車の増発により、広島駅を18時台に発車する列車を中心に運転間隔の短縮が図られ、通勤・通学等に利用しやすいダイヤにするという。

山陽本線糸崎~広島間では、現行の広島駅16時23分発・糸崎駅17時42分着の上り列車が運転取りやめとなるほか、糸崎駅18時1分発の下り列車(現在は糸崎発五日市行で運転)も糸崎~広島間の運転を取りやめる。他の列車の時刻も見直され、15~16時台の広島駅から西条方面はおおむね15分間隔で運転。西条駅から広島方面は利用状況に合わせて18時台の運転間隔が変更(最大19分間隔)となる。

また、山陽本線尾道駅を17時3分に発車する下り列車(相生発三原行)は現在、糸崎駅で8分間停車し、三原駅に17時23分着となっている。この列車を利用して呉線に乗り換える場合、現在は三原駅18時6分発の列車(広行)まで40分以上待つ必要があった。

ダイヤ改正後はこれを改善し、尾道駅17時3分発の列車を三原駅17時18分着として到着時刻を5分繰り上げるとともに、現行の三原駅17時14分発の列車(呉線経由の糸崎発広島行)を同駅17時21分発として発車時刻を7分繰り下げ、呉線の列車へのスムーズな接続を可能にする。これにより、山陽本線福山・尾道方面から呉線竹原・広方面の所要時分が40分以上短縮される。

可部線では広島駅17時53分発のあき亀山行、あき亀山駅18時50分発の広島行を現行の3両編成から4両編成に増やす。これらの列車の他にも、山陽本線、呉線、可部線で時刻・行先等が変更となる列車があるとのこと。