女優の深田恭子が主演するフジテレビ系『ルパンの娘』が26日の最終回で番組最高の9.8%をマークし、7月スタートの夏の民放連続ドラマの全話平均視聴率が出そろった。トップは、12.6%の上野樹里主演『監察医 朝顔』(フジ系)で、月9ドラマとして17年7月期の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』以来、2年ぶりのトップとなった(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)

2019民放夏ドラマ全話平均視聴率ランキング

  • 対象は7月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマ。各話の番組平均視聴率を元に放送時間を加重平均して算出。4月スタートの『科捜研の女』『あなたの番です』は対象外。『監察医 朝顔』全話平均視聴率は、7月22日放送「ふり返りSP」を除く。

『監察医 朝顔』は13.7%でスタートし、第6話で最高の14.4%を記録するなど、全11話で2ケタをマーク。フジの看板枠“月9”として、全話2ケタも『コード・ブルー』以来。また、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』から5期連続の全話平均2ケタとなり、一時期低迷が叫ばれた月9の復活を印象づけた。30日(21:00~22:54)には、新撮シーンを加えた『監察医 朝顔 特別編~夏の終わり、そして~』の放送も予定されている。

(左から)『ノーサイド・ゲーム』大泉洋、『監察医 朝顔』上野樹里、『刑事7人』吉田鋼太郎

2位は、TBS日曜劇場の大泉洋主演『ノーサイド・ゲーム』(12.0%)。日本テレビ系『24時間テレビ』直後の『行列のできる法律相談所』の裏だった第7話のみ1ケタとなったが、そこから3話連続右肩上がりで最終回は番組最高の13.8%でフィニッシュ。初回、8月19日時点の中間平均では3位だったが、終盤にかけて2位に浮上した。

3位は人気シリーズの東山紀之主演『刑事7人』(11.7%)、4位は大森南朋主演『サイン-法医学者 柚木貴志の事件-』(11.1%)と、テレビ朝日から2作品が上位に食い込んだ。

5位は唐沢寿明主演『ボイス 110緊急指令室』(10.9%)、6位は杏主演『偽装不倫』(10.3%)と、日テレから2作品が連続ランクイン。

日テレは、4月から2クール放送の『あなたの番です』が、6月30日スタートの第2章『反撃編』の全10話平均も11.5%と好成績で、これを合わせて7月期はプライム帯ドラマ全3枠が全話平均2ケタと堅調。なお、『あなたの番です』の最終話は19.4%と、今期全ドラマ最高を記録している。